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2023年4月27日 (木)

新幹線函館乗り入れ案

 構想としては以前からあったものが、にわかに現実性をおびてきた北海道新幹線函館駅乗り入れ計画。函館市の活性化のために実現に向けた調査を開始することを選挙公約に挙げた大泉潤氏が、新市長に当選したためだ。新人の大泉氏が現職候補の4倍もの得票を得て圧勝できたのは、タレント大泉洋さんの実兄という抜群の知名度が大きく与ってのものであり、新幹線の公約のためではないにしても、ひとつの目玉としていたのは間違いないので、ぜひとも前向きに取り組んでほしいものだ。

 北海道新幹線の新函館北斗駅は函館駅から18キロも離れており、接続する快速はこだてライナーで20分ほどかかる。何より乗り換えが必要という心理的バリアーが大きい。今後、新幹線が札幌まで延伸開業したとしても、札幌から函館へ行くにはこの新函館北斗乗り換えをしなければならない。現行の在来線特急よりもはるかに時間短縮されるとはいえ、乗り換えは面倒だ。もし、新函館北斗~函館間の線路を改軌あるいは三線化して新在直通が可能になれば、この乗り換えが不要になる。これは大きい。

 もちろん実現は簡単ではないだろう。札幌延伸時には新函館北斗~函館間は並行在来線としてJRから経営分離されることが決まっており、鉄道を存続するならば3セク化することになる。そこにJR北海道の新幹線が乗り入れる形になる。札幌~函館間の区間列車はいいとしても、JR東日本直通列車は東京~札幌と東京~函館を別建てで運行するほど需要はないだろうから、新函館北斗で札幌方面と函館方面と分離・併合することになる。それ用の車両が必要になるし、運行面でも煩雑になる。これはなかなかやっかいだ。JRがうんというかどうか。

 なので、数年前にこの案がでてきたときに、ぼくはかなり否定的だった。これは函館だけの問題ではなく、横浜や大阪など中心駅まで乗り換えを強いられている大都市は他にもある。わざわざ枝線を引っ張らずとも、同じお金をかけるなら、新函館北斗駅を改良して新幹線ホームを抱き込む形に在来線を引き込んで、同一ホーム乗り換えできるようにするくらいが現実的ではないか、と思っていた。しかし今はちょっと考えが変わった。秋田新幹線、山形新幹線などのミニ新幹線がどんどん作られて、もはや新幹線が特別のものではなく、昔の幹線特急を置き換えたローカル新幹線もありなんだという時代だ。線形の関係で市中心部に乗り入れできなかった部分ををミニ新幹線で補う、という柔軟な未来図があってもいいんじゃないだろうかと。

 

 

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