三等三角点「小野幌」
コロナ禍はじめの2020年に始めた三角点歩きも4年目にはいる。今年の第1回は新札幌からスタート。まずは野幌森林公園の手前にある「小野幌」に向かう。探訪日は2023年5月25日。
JR千歳線の電車を新札幌駅で降りて北出口へ。ここは快速停車駅なので便利だし、もちろん地下鉄東西線でくることもできる。新札幌駅界隈はずいぶん以前から副都心などとよばれてにぎわっているが、たいていは地下鉄に接続する南側へ出ることが多く、北口へ出たのは初めてだ。正面は広い駐車場で、右手の大きな通りへ出て信号を高架線路沿いに左折する(A地点)。線路沿いの細い道を行くとすぐに南郷通に突き当たるので左折する(B地点)。南郷通沿いに坂を下って野津幌川を渡り、坂を上ってもみじ台北1丁目のバス停(左手にローソンのある角)のあたりで右手の細い緑地を越えて住宅街にはいる(C地点)。緑地への入口は何か所かあるのでどこではいってもよい。ローソンの角からはいると東へ2本目の角を曲がるともみじ台ちびっこ公園がある(D地点)。公園の北東角には大きな芝生の山があり、その裏手の北東隅に三角点がある。
点の記によればここは1969年10月の設置となっているが、旧い地図では1915年にはすでにすぐ近傍に三角点がある(新旧地図マーカー位置)ので、最初の設置はおそらく近くの「上白石」などと同様1913年頃ではないかと思われる(点の記履歴にはなぜか1969年の設置日翌日に移転となっている)。標石の三等表記も古いものと同じ右書きになっている。点名の「小野幌(このっぽろ)」はこのあたりに古くからある地名だ。野幌に対して上野幌、下野幌は普通だが、「小」がつくのは珍しい気がする。野津幌川に対して小野津幌川という川もあるが、読みは「おのっぽろ」だそうだ。不思議だ。
〇三等三角点「小野幌」
北緯 43°02′17″.6352
東経 141°29′35″.3779
標高 (m) 43.44
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