ゴミ捨てやめよう
室蘭のきれいな海岸として有名なイタンキ浜で清掃会が行われ、20人余が1時間かけておよそ60袋のゴミを集めたというローカルニュース。春になって海開きが近いこの時期に、あちこちでこういう行事が行われ、ニュースのヒマネタとして報道される。ご苦労さまだと思うし、とてもよいことだとも思うけど、浜辺に捨てられたり漂着したりするゴミの量はたぶんもっと多く、一度の清掃会で集めつくせるものではないだろう。それに一度はきれいになったとしても、何日か何か月かたてばまた同じ状況になりそうだ。たぶんいたちごっこ。
以前、ここで紹介したことのある四国は高知県の以布利浜のごみ拾い会を思い出す。こちらは2月に続いてこのほど第2回が行われた。今回はなんと5月13日から17日にかけて5日間延べ16人が参加して160袋のゴミを集めたそうだ。参加者は1日平均3人ほど。蟷螂の斧とは言わないが、いかに高い志をもって立ち向かったとしても、大量のゴミを前に5日にもわたって心が折れそうになる作業だったことだろうと思う。
ゴミをなくすのは無理としても、減らすためでも、もっと抜本的な手立てが必要なんじゃないか。そう思わざるをえない。おそらく企画して実施している方々もそんなことは百も承知で、それでもなお汚れた浜を目の前にして、やらずにはいられないという思いなのだろう。どうすればよいのか。簡単なことならとっくにやられているだろうし、ぼくなどが考えてよい知恵も浮かぶわけもない。ゴミ拾いに参加するのも一案だが、イタンキ浜もましてや以布利浜も遠い。ブロガーのはしくれとしてせめてできる次善の策は、こういう活動を広く世間に知らしめて、少しでもゴミを捨てる人に思いとどまるように働きかけることだろう。そっか、ローカルニュースもヒマネタではなく、そういう啓発の一環になっているのだ。
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