竜頭蛇尾
白旗というタイトルにしようかと思ったが、それではあんまりなので。まあ、どう体裁を取り繕おうと同じことなのだけど。学び直し進捗状況も5回目となった。これが最終回、すなわちめでたく読み終わった。が、タイトルからわかるようにというか前回の報告で容易に予想されるように、ちっともめでたくない結末となった。
全1400ページ余の最後までたどりついたとはいうものの、ぼくがまともな学習者でありえたのはどうひいき目に見ても半分までで、残りの半分はほぼ落ちこぼれの生徒のようだった。字面を追っていても全然内容が頭にはいっていかないのだ。ページをめくると前のことは全然覚えていないし、だから知識がつながらない。あ、こりゃ時間の無駄だわと気がついて、終わりの方はほぼ文章は斜め読みで図を眺めただけで終わった。
分子生物学は身近な分野とはいっても、体系立てて勉強したことはなかったので、この本読みをはじめたのではあるが、さすがに原書講読は無謀だったか。最新版じゃなくてもいいから和訳本で始めた方がよかったかな。そう思って、大きな本屋へ出向いて日本語の類書をパラパラめくってみた。だがしかし。驚いたことに日本語で読んでもちっとも理解できないのだ。全然頭に残らないのは同じ。これは原書とか訳本という問題ではなく、そもそも理解に必要な生物学の基礎が身に着いていないのが原因だと思い当たった。前半は生化学っぽい内容だからついていけたけど、後半の生物学っぽい部分は、発ガンとか免疫とか断片的な知識がある一部を除くとほぼ全滅だ。必要な基礎知識がないからだ。
もともと一回読みで理解できるつもりじゃなかったから、通読後は再読する予定ではあったが、これでは前半はともかく後半は同じことだ。というわけで予定変更してこの本はここで一旦終了とすることにした。気力が復活したら大学初級レベルの生物学から勉強のやり直しだな。なんかいい本ないかな。
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