三等三角点「椴山」
今年の三角点歩き第1回、「小野幌」に続いて向かったのは野幌森林公園の反対側にある「椴山」。探訪日は同じく2023年5月25日。
新札幌駅から「小野幌」へ向かう南郷通をそのまま直進すると、北星学園大附高を経て野幌森林公園瑞穂口に出る。そこから公園内へのびる西三号を道なりに東へ進むと、20分ほどで中央線との交差点に突き当たる。左に折れるとすぐ先の配水池横に「野幌」という三角点があるのだが、立入禁止の藪の中だ。なので交差点を右に折れて南へ進むと20分ほどで南端のトド山口に出る。出たすぐ正面に立命館慶祥高が建つ(A地点)。そこから道なりに南下して市境を越えて北広島市にはいり、西の里地区から延びる道路へ右折する(B地点)。そこから200 mほどいくと右手に赤い屋根のマッチ箱のようなとど山会館があり、道路側のツツジの横に三角点標柱が立っているのが見える。
ここは北広島市域だが、駅から直接アクセスする場合は、千歳線の上野幌駅の方が近い。上野幌駅から横の厚別東通へ出て左折し(C地点)、国道274号を渡ってすぐに温泉施設を右折する(D地点)。道なりに歩いて、信号のある交差点を右折する(E地点)。あとは直線路をずんずん進むととど山会館の横に出る。駅から3.5キロほどだ。
点の記によればここは大正時代の1911年6月の設置となっており、1980年に移転されている。旧位置は100 mほど東側だ(新旧地図マーカー位置)。標石の三等表記は当然右書きであり、角は何か所も補修された跡がある。点名の「椴山(とどやま」はこのあたりの古くからの地名で、とどというのはトドマツのことで、このあたりに多く自生していたのだろう。ちなみに点名は漢字表記だが、森林公園入口はトド山、会館名は正式にはとど山とカナ表記になっている。
〇三等三角点「椴山」
北緯 43°00′33″.5552
東経 141°31′30″.9402
標高 (m) 97.04
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