詰将棋パラダイス2023.7月号
詰将棋パラダイス7月号、到着は7月4日。結果稿は4月分で、今年はもう低調でも驚かないが、今月は高校までは解けたはず、なのに名前が載ってない。よくみたら高17で後半の飛打合を見落としていた。う~ん油断ならない。でもこういうトリッキーな作品は好きだし、落とし穴にはまっても納得感がある。負けてさわやかというのは負け惜しみだけど。あとは力不足で解けない作品ばかり。今年は手元の点数集計すらしていないけど、あんまりのんびりしていると400点もおぼつかないかな。今月から下半期にはいるし少し頑張らねば。
さて7月号は看寿賞発表の月。例によって24ページに渡って特集記事が掲載されている。今年は短編2、中編3、長編2の計7作受賞という大盤振る舞い。ぼくは例によって短編1作しか自力で解いていないのでなんとも評価のしようがない。唯一解いた相馬慎一氏作は確かにこんなことできるのかと驚いた記憶がある。あとは、はあそうですかというしかない。前にも書いたように、ギャラリーとしては、この人がホメているのだからいいのだろうとしかいいようがないのだ。まあ賞というのはみんなそんなものだ。でも、そこへいくと客観的点数計算ですべてが決まる七條賞なんかの方がずっとすっきりするな。文句のつけようがない。
あとは、久しぶりに推理将棋が2問解けたのはよかったけど、フェアリーランドが2問しか解けなかった。この月は難しかった。そういえば妖精賞も発表。こちらは短編・中編の2作を解いているのでなるほど感が大きい。まあそれもぼくの主観ではあるのだが。
今月の出題の方はというと、錚々たるプロ棋士のオンパレード。奨励会員も含めると8作?掲載は特別企画以外では初めてかな。なんといっても表紙が藤井七冠だ。7月号に掛けたわけね。その表紙作品は作者の言葉通りやさしくて暑い夏にぴったりの涼しい作品。
さて今月の1作。どうしようが迷ったが、たまには変わったものをということで、フェアリーランド2番の大野孝氏作安南詰9手。安南ルールというのは、駒の直下に味方の駒があったときにその駒は下の駒の動きに変わるというもの。詰手順は、14金同歩24歩25と同銀24飛16歩同飛24銀まで。初手14金を同歩と取ると玉が歩の上に乗って歩の動きしかできなくなる。次の24歩は角の上の位置なので角の利きとなり王手がかかる、という寸法だ。最後まで思わぬ駒の利きを利用した安南の魅力満載。
« 雷雨 | トップページ | 三等三角点「西山」 »
「ゲーム」カテゴリの記事
- 詰将棋パラダイス2024.8月号(2024.08.16)
- パズル通信ニコリ187号(2024.07.22)
- 詰将棋パラダイス2024.7月号(2024.07.17)
- 詰将棋パラダイス2024.6月号(2024.06.15)
- 詰将棋パラダイス2024.5月号(2024.05.13)
« 雷雨 | トップページ | 三等三角点「西山」 »
コメント