パズル通信ニコリ183号
先月10日発売のパズル通信ニコリ183号。前号でサブスクが終わってしまったので、ちょっと入手が遅れて手にしたのは16日。3週間かかってほぼ解き終わった。
今号の大盛りは、ダブルチョコ。これレギュラー化したばかりのせいか売り出しに力がはいっているようで、つい何号か前にも大盛りがあったような。けっこうトリッキーな部分もあって確かにおもしろい。特に大判の作品では縦横無尽のつながりがあって、しかも回転や裏返し可能なので考えさせられる。今号のスーパージャイアントもおもしろかった。これ、入口になりやすい数字の1がひとつもないのだ。どっから手をつけるんだと思ったら、ちゃんとわかりやすいハートマークがあるという親切設計。かと思えば小さい枠でも18番のような切り分けの妙でてこずらされるものもあったり、なかなか奥が深い。将来有望だな。
スーパージャイアントといえばカックロの方はスラスラ解けてとても気持ちよかった。パズルは難しいばかりが能ではないという見本だ。あと定番パズルでおっと思ったのは、スリリン6、美術館6なんかかな。そうだ、着順発表問題の波及効果にはやられた。見てのとおりねぇ。いつのまにか苦手な某パズルをやらされているという。こういうことできるんだと感心しきり。特集が踊りということでそのパズルが8ページにわたってあるけれど、この特集というのが今一つだと毎号思う。パズルも大したことないし、テーマとパズルのつながりの必然性も薄い。毎号やる意味あるんだろうか。
そうそう、前にも書いたように楽しみにしていたのが詰将棋パラダイス編集部訪問記。しかしこういうのがニコリに載るとはねえ。両誌に共通性あるかなあ。共通読者はいるだろうけど、読み飛ばしてしまう人の方がずっと多いんじゃないだろうか。冒険したな。逆に詰パラにニコリの記事がというのは到底考えられない。今号にはカラーページには将棋がらみのパズルがあったりして、ひょっとして編集部に将棋好きがいるのだろうか。
巻末はさみ込みの懸賞応募はがきの質問事項、今号のは「現在の「パズル通信ニコリ」のページ数、発行頻度、定価についての感想をお願いします」ときた。なにか見直しを検討中なんだろうか。定価は上がったばかりだし、発行頻度も一時月刊化してもどした経緯があるし、ここで変える必要性は感じられないけれど。そういえばなぜか今号いっぱいで編集人の菱谷さんが辞められて、編集スタッフの入れ替えもあったらしい。鍜治真紀さん亡きあとの方針転換があるのだろうかね。
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