ワゴンサービス
東海道新幹線のワゴンサービスが10月いっぱいで終了というニュース。あちこちで残念だという反響を聞くけれど、そういう人たちのどれだけが積極的に利用していたのだろう。とっくの昔になくなった食堂車もそうだけど、郷愁だけでサービスを継続させるわけにはいかない。ローカル線廃止と同じことなんじゃないかな。
ぼくが車販を利用した最後はというと、たぶん2018年だから5年前だ。札幌から特急と新幹線を乗り継いで金沢へ行ったとき、東北新幹線のワゴンサービスで昼食の駅弁を買った。朝札幌を出て夕方金沢に着くまで列車に乗りづめだったので、昼食を買うヒマがなかったのだ。ただ、いまどきそんな乗り方をする人はきわめて少数だろうし、そういう人種はあらかじめ準備するものだ。ぼくももし車販がないとわかっていれば乗換時間のあった新函館北斗で調達していただろう。
昔はほとんどすべての特急列車に食堂車がついていて、かなりの特急・急行列車で車内販売が行われていた。コンビニもない、自販機も少ない、そんな時代だったから。いたるところで飲料や軽食が買える現代で、車販にたよる必要性は当然低下している。急いで乗ったとか買い忘れたとかの際のセーフティネットの意味合いくらいしかないかも。それに引きかえ、新幹線に関していえば東海道区間だけでも往復300本以上の列車が走っているのだから、そのすべてのワゴンサービスにかかるリソースは厖大だろう。サービス低下は間違いないけれど、しょうがないよなという気はする。
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