パズル通信ニコリ184号
今月10日発売のパズル通信ニコリ184号。今回は2週間でだいたい解き終わった。今号の大盛りは、スラローム。すらすら解けるので大好きだ。遠回りの意外性がキモなので盤面が大きいほど面白い問題がつくれると思う。今回は大きいのでも17×17なのでその点いまひとつ。13番はちょっとおもしろかった。大盛りなのだからスーパージャイアントにも取り上げてほしかったな。いやスラロームのSGってこれまであったっけ。今号のSGはスリザーリンクと美術館。スリリンは3をどっちへ回すかがなかなか決まらず、間違えるとガラッとつながりが変わるので緊張した。でも慎重につないでいけば大丈夫。美術館の方は、最後の最後に破綻して目の前が真っ暗になったが、なんとか部分修正で乗り切れた。あってるかな。
レギュラーパズルのコーナーはどうも低調な感触。特にインパクトのあるものがなく、可もなく不可もなしで解けてしまった。オモロパズルのシンカミノは意外なつながりの発見がダブルチョコ的なところがあるな、これ大判にしたらおもしろいかも。巻頭の特集は今回は理科ということでちょっと期待だったけど、なんだかな。毎回書くけど、特集といっても独自のパズルになるわけではないので、あまり意味がない。リトマス試験紙なんて全然パズルになってないし。あ、特集からはずされたという天秤の古典パズルはおもしろかった。こういうのを考えるのは好きだ。
そういえば、理科ということで分子模型が紹介されていたのにはびっくり。紙で作る分子模型はいろいろあるが、PuzMolというのは知らなかった。んーでもこれ基本的にsp2の平面炭素モデルなのがちょっと残念。やはり模型が威力を発揮するのは立体モデルなので、sp3炭素をつくってほしい。ぼくは昔現代化学誌に載っていたテトラポッドみたいなのを楊枝でつないていくやつを愛用していたけど、あれはその点優れものだった。それはともかく、分子模型なんてものを取り上げてくれたこと自体は大いに評価したい。前号の詰将棋パラダイスといい、なかなか攻めてるなと思う。
気になる巻末はさみ込みの懸賞応募はがきの質問事項、今号のは「今号の「パズル通信ニコリ」を、あなたはどのように入手しましたか?」だ。サブスク分は把握できてるだろうから、それ以外といったら書店かネット通販しかないのでは。それとてそれぞれの配本数はわかっているはず。返品不可の買い切り制なので、出荷した分のうちどれだけ売れたかがわからないのかな。何が気になるのだろう。売り方を再検討中とかか。
« 読書用眼鏡 | トップページ | 四等三角点「光珠内西」 »
「ゲーム」カテゴリの記事
- 詰将棋パラダイス2024.8月号(2024.08.16)
- パズル通信ニコリ187号(2024.07.22)
- 詰将棋パラダイス2024.7月号(2024.07.17)
- 詰将棋パラダイス2024.6月号(2024.06.15)
- 詰将棋パラダイス2024.5月号(2024.05.13)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- パズルBOX15(2024.02.06)
- 幻影城再読(2024.01.30)
- 2023年の一冊(2024.01.10)
- パズル通信ニコリ185号(2024.01.05)
- パズル通信ニコリ184号(2023.09.25)
コメント