三等三角点「幌達布」
新篠津界隈の三角点めぐり、「鮒沼」の次に向かったのは「幌達布」。探訪日は同じく2023年9月25日。
「鮒沼」のある交差点(D地点)からさらに北西方向へ2ブロック進んだところの変形十字路を左折する(E地点)。右手にタマネギを満載したコンテナの列をみながら進み、新篠津への往還である道道81号を渡って、さらに1ブロック直進したところを右折する(F地点)。ダートの道を1.5ブロック進んで舗装道路に出たところを左折する(G地点)。右手の先に民家が見え、その手前の畑と藪の境界に三角点がある。G地点から電柱を2本進んで屈曲した紅白のスノーポール(3枚目の写真に写っているやつ)が立っているあたりの道路下だ。草が茂っているが、スノーポールの下を目印にさがすと標石が見つかる。「鮒沼」から3キロちょっとの距離。道道のもよりバス停は拓幌。
点の記によれば、ここは「鮒沼」と同じ1914年の設置。それ以降移設等の履歴はなく、大正時代のままの姿で今も立っている。保護石はなく柱石のみ。畑地からはずれているせいか、「鮒沼」のような欠損部もなくきれいな柱石が残っている。点名の「幌達布(ほろたっぷ)」はこのあたりの集落の名前だ。ここは岩見沢市に併合される前の旧北村の村域であり、村に何か所かある集落のひとつ。現在も付近の道道沿いに民家が並んでいて、小学校跡もある。ちなみに、大正時代の地図ではこのあたりの石狩川両岸には他に上達布、下達布、袋達布などの地名があり、この一帯が達布とよばれていたことがわかる。新篠津村に至る道道が渡る石狩川の橋は、以前は岩見沢大橋だったが、平成に入ってから立派な斜張橋に架け替えられ、名称もたっぷ大橋となった。
〇三等三角点「幌達布」
北緯 43°12′20″.8179
東経 141°40′14″.1751
標高 (m) 9.19
「鮒沼」の先の交差点(D地点)
さらに2ブロック進んだ変形交差点(E地点)
左折した南西方向(E地点)
2ブロック進んだ交差点(F地点)
右折した北西方向(F地点)
舗装道路に突き当る(G地点)
左折した南西方向(G地点、矢印が三角点位置)
スノーポール根元あたりの道路脇
全景
標石
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)
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