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2023年10月28日 (土)

伊勢神宮

 お伊勢参りに行ってきた。いなかの無住の末社と並べるのは畏れ多いが、どちらが主かはともかく三角点めぐりに付随する神社訪問のひとつでもある。三角点の話はまた後ほどとして、まずは伊勢神宮の方を。

 旅の出発は丘珠空港。今年3月からFDAの札幌丘珠~名古屋小牧便が就航したので、格段に便利になった。なんせわが家から丘珠までは車で15分だ。これが遠い千歳空港だと空港にたどり着くまでが一仕事だから大違いだ。機材が小さくて乗り降りに時間がかからず、手荷物もすぐに出てくるのもいい。札幌と名古屋という日本第5位と第4位の大都市を結ぶ便でありながら、両空港とも地平を歩いてタラップで乗り込むというのも、まるで昭和の中頃の風景のようだ。丘珠はともかく、名古屋小牧はセントレア開港前は名古屋の主要空港だったのだが、出発到着がすべて一階に集約されて搭乗口も一ヶ所のみと、往時の面影はまるでない。

 そんなこんなで伊勢に到着。一夜明けて身を浄めて神域へ向かう。外宮も内宮も、いくつもの鳥居をくぐりぬけてたどりついた正殿は、最後の鳥居のすぐ先で門が閉じられていて、え、ここで行き止まり?と拍子抜けする。森閑とした杉の巨木の間を歩いて、どんなに荘厳な神殿が現れるのだろうと期待してきた結果がこれだ。大きな賽銭入れだけはちゃんとあって、立ちはだかる門扉に向かってお参りをするものの、どうも釈然としない。日本を代表する神社の総元締めがこれではなあ。外国人もたくさんくるだろうにまるでそっけない。

 そもそもどこの神社でもご神体というのは外には現れないものなのだろうが、こうもあからさまに目の前でピシャリと扉を閉てられていては、遠路はるばるお参りにきた意気も阻喪しようというものだ。いくら想像をたくましくして願をかけてもこれではすべて扉板にはね返されてとうてい通じるとは思えない。これが仏寺ならご本尊がだいたい目前に居られているからわかりやすい。あちらは悩める衆生をあまねく救うために千本もの手をもったお姿を顕される観音様すらおられるというのに、こちらは戸板一枚、えらい違いだ。

 一生に一度はお伊勢参りと、古くから多くの人々が参詣に押し寄せた。もちろん全国から参集する人々はみな十日も二十日もかけて歩いてやってきたのだ。やっとのことでたどりついたありがたい神の社がこれでは、さぞがっくりした人も多かろう。いやそんなことは百も承知で、お伊勢参りは方便で道中や伊勢での旅の楽しみが主目的だったのだろう、などと罰当たりなことを考えてしまう。まあ他人のことは言えないか。

 

231028
内宮正殿前

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