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2023年12月

2023年12月19日 (火)

北海道医療大学駅

 「武田東」で終わった新篠津村の三角点歩き、その後は愛宕神社に立ち寄った後、学園都市線北海道医療大学駅へ抜けて、JRで帰途に着いた。愛宕神社あたりまでくると2キロほど西の山すそに北海道医療大学のビル群がはっきりと見える。道はほぼまっすぐで、旧学園都市線に並行していた国道275号を渡るとすぐに廃線の踏切跡で、駅がすぐだ。

 駅舎は医療大キャンパス直結で、スカイウェイという屋根つき通路で学部棟につながっている。傘いらずだ。1981年の設置当初は大学前という片面ホームの簡略駅だったが、1995年に大学が現在の名前に改称されたのと同時に北海道医療医学駅になった。それとともに折り返し列車用の2番線が新設され、2012年にはこの駅まで電化された。2020年に当駅から新十津川駅までの区間が廃止され、末端駅となって現在に至っている。

 無人駅ではあるが電化もされているし、札幌近郊区間でICカードも使えるし、そこそこ列車本数もあるので、将来的に安泰のように思われたが、今年になって突如本体の北海道医療大学キャンパスが4年後に北広島市に全面移転するという話が降って湧いて、雲行きが怪しくなった。駅の利用客はほぼ100%大学関係者なので、大学がなくなってしまえば駅の存在意義がなくなってしまう。ただちに廃駅になることはないかもしれないが、JR北海道の現状をみれば予断を許さないと思われる。

 

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駅舎正面(2023.10.13, 以下同じ)

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駅前の月形方面代替バス乗り場

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西側の裏口

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本線上の1番ホーム当別方

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1番ホーム終端方

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側線の2番ホーム

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駅名標

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終端の先の踏切跡から駅方向

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同じく石狩月形方向

2023年12月14日 (木)

詰将棋パラダイス2023.12月号

 詰将棋パラダイス12月号、到着は12月4日。結果稿は9月分。ここのところ今月は出来が悪くと言い訳ばかり書いているような気がするが、今月は小学校から短大まで全題正解だった。短大の全題正解なんて何か月ぶりだろうというくらいで、めでたいことだ。右上にコンパクトに収まって解きたくなるような作品が多かったのも一因だろう。総評に同様の感想が並んでいるので誰しも同じのようだ。今月は高校も力作ぞろいでおもしろかった。いずれも高評点なのがそれを物語っている。高13とか高15とか、こういう主張のはっきりとした作品はたぶん担当者好みなのではないかなと推測。元はデパートの担当をされていたし。

 というわけで高校は注目なのだけど、担当の長谷川さん将棋もお強いようで、社団戦のページをみてびっくり。16戦全勝とはすごい。しかし、ふだんは斜め読みしかしていなかったこの記事、たまたま目について読んで、その手に汗握る綱渡りの展開には驚かされた。まさに筋書きのないドラマ、これは今月必読の記事では。ぼくは指す方は(も?)からきしだめだが、誌上で名前を見知っている方々の実力とその結果には、ただただおめでとうございますとしかいえない。

 話が逸れた。詰棋校はまずまずの結果でにんまりしているところへ水を差すように、他のコーナーがいけない。まずは幼稚園5番。解説にある誤答3名にはいってしまった。なんで間違えるかねえとしかいいようがないところ。あとはアマ連杯握り詰コーナー。簡素な駒配りで取っつきやすかったので全部解けたのだが、2番がちとややこしくて間違い。難解という評が多いので見かけよりは難しかったらしい。もうひとつ、彩棋会作品展。ここは地元なのでできるだけ解くようにしているのだが、3番の罠に見事に引っかかった。1/3の解答者が誤答というからまあぼくが引っかかるのは意外でもなんでもないか。せっかく山田修司氏作が解けたのに全解を逃して残念。

 あとは推理将棋はいつものように1題。ここが定位置になった感があるな。といいつつ実は先月号は久々に全題解けたので、来月号を楽しみにしよう。フェアリーランドは惜しくも1題解けなくて8題。いつも書いているが自殺(自玉)詰は大の苦手で、宮田七段の感想にまったく右に同じだ。ところで、12月号のフェアリーは神無一族で、これはまた解けそうなのが見当たらない。客寄せのはずの最初の協力詰が311手でかなり難しいと書かれていては意気阻喪するな。

 さて12月号は短編コンクールの月で、今回は久しぶりに11手詰だ。中学校クラスだが50題となるとなかなかぼくにはしんどい。残り半月でまだ解けてないのが何題かある。おかげで同人室はまったく手つかずだし、年末までに間に合うだろうか。そういえばそこまで余裕があるかどうかは別として、やさしい大学院がないのはちょっと残念。

 今月の1作は、高13弘中祐希氏作17手詰。この簡素な配置からまったく予想もしていなかった桂馬の4段跳ねが飛びだすとはすばらしい。今年の紹介作の掉尾を飾るにふさわしい1作と思う。

 

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詰将棋パラダイス2023年9月号高等学校13番弘中祐希氏作

2023年12月 8日 (金)

ザ・ペンシルパズル 2024

 10月発売のニコリ別冊ザ・ペンシルパズル(PP)2024をようやっと解き終わった。パズル・ザ・ジャイアントVol.36をやっつけてから取り組んだので、かれこれ2ヶ月近くかかっている。お世辞にも早いとはいえないが、とりあえず本誌12月号到着には間に合ったのでよしとしよう。

 毎年1冊出るこのPP、現在の様式になって5年目で、本号はレギュラーパズル10種が計257題掲載されている。内訳は以下の通り。

・ダブルチョコ(S16,M8)
・ナンバーリンク(S16,M10,L1)
・ぬりかべ(S16,M10,G1)
・ましゅ(S16,M10,G1)
・フィルオミノ(S16,M6,G1)
・チョコバナナ(SS4,S16,M1)
・へやわけ(S16,M10,G1,SG1)
・ヤジリン(S16,M10,G1,SG1)
・スリザーリンク(S16,M15,G1)
・カックロ(S3,M16,G1)
S/M/L/G(ジャイアント)/SG(スーパージャイアント)は盤面サイズ(ナンバーリンク、スリザーリンク、カックロ以外は定型)

 このうち、ダブルチョコ・ナンバーリンク・へやわけ・ヤジリン・スリザーリンク・カックロの6つは5年間連続して掲載されているので、バリバリの人気レギュラー枠とみていいだろう。それ以外のエントリは以下のようだ。

・2020 ペンシルズ・美術館・ましゅ・(ミッドループ)
・2021 ペンシルズ・ましゅ・フィルオミノ・(ドッチループ)
・2022 シャカシャカ・ぬりかべ・(チェンブロ・ドッチループ)
・2023 スラローム・美術館・(チョコバナナ・チェンブロ)
・2024 ぬりかべ・ましゅ・フィルオミノ・(チョコバナナ)
カッコ内はニューパズル枠

 ニューパズル枠を除くと、ましゅが3回、ペンシルズ・美術館・ぬりかべ・フィルオミノが各2回、シャカシャカ・スラロームが各1回となっていて、このあたりが準レギュラーという位置づけなのだろう。数独は別格としても、波及効果、ひとりにしてくれ、四角に切れ、ぬりめいず、ノリノリあたりが出てこないのがちょっと意外だ。

 それはともかく、今号で気になった作品は、まずダブルチョコ19、大技はないものの細かい切片で考えさせられる。ナンバーリンク27、数字ペアの動きが美しい、ペアで動く部分が多く複線ラインが決まるので難しくはない。ぬりかべ27、結構難しい。ましゅ27、細かい折衝がめまぐるしくつい間違え、破綻した。フィルオミノ22、末端処理の連続がおもしろい、最後も小分割。チョコバナナ18、一瞬どこから手をつけていいか考えた、こういうことできるんだ。へやわけ16、分断縛り不使用が斬新。ヤジリン27、これも結構難しくてあえなく破綻。スリザーリンク30、なぜか解きにくい。カックロはあまり特徴ない感じ。巻末のSG(ヤジリン、へやわけ)は、いずれも大判の特性が生かされていておもしろかった。特にへやわけは、盤面一杯に波及する大技が見事。

 

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ザ・ペンシルパズル2024

 

2023年12月 1日 (金)

愛宕神社

 愛宕神社という名前の神社は各地にあるが、全国に約900社もあってその総元締めが京都の愛宕山なのだそうだ。ぼくが行ったのはもちろんそっちではなく、北海道の片田舎、新篠津村にある愛宕神社だ。新篠津村といっても当別町との境に近く、何かと話題の北海道医療大当別キャンパスから歩いて30分ほどのところにある無住の小さな社だ。なんでこんなところに愛宕神社があるんだろう。

 北海道神社庁のwebページによれば、1895(明治28)年に武田某が愛宕神社の御神体を奉斎してこの地に入植したのが始まりというから、由来は古い。武田の名前はこのあたりの地名に今も残っていて、三角点「武田東」を探訪した話はすでに書いた。創立は不明ながら神社は大正初期よりあったということだ。農地の中にぽつんとあり、鳥居があるから神社とわかるものの、社殿は神社らしくない。正面に愛宕神社と揮毫された古さびた扁額が架かっている。

 ついでながら、社のすぐ北隣に民家があり、その軒先の植込みの中に「武田」という三角点がある。ちょっと覗いてみたくなるが、さすがに個人の住居の窓下まで無断ではいり込むわけにもいかず、さりとてわざわざ訪いを入れるのも迷惑な話だろうから、やめておいた。

 

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鳥居

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社殿

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扁額


位置図

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