愛宕神社
愛宕神社という名前の神社は各地にあるが、全国に約900社もあってその総元締めが京都の愛宕山なのだそうだ。ぼくが行ったのはもちろんそっちではなく、北海道の片田舎、新篠津村にある愛宕神社だ。新篠津村といっても当別町との境に近く、何かと話題の北海道医療大当別キャンパスから歩いて30分ほどのところにある無住の小さな社だ。なんでこんなところに愛宕神社があるんだろう。
北海道神社庁のwebページによれば、1895(明治28)年に武田某が愛宕神社の御神体を奉斎してこの地に入植したのが始まりというから、由来は古い。武田の名前はこのあたりの地名に今も残っていて、三角点「武田東」を探訪した話はすでに書いた。創立は不明ながら神社は大正初期よりあったということだ。農地の中にぽつんとあり、鳥居があるから神社とわかるものの、社殿は神社らしくない。正面に愛宕神社と揮毫された古さびた扁額が架かっている。
ついでながら、社のすぐ北隣に民家があり、その軒先の植込みの中に「武田」という三角点がある。ちょっと覗いてみたくなるが、さすがに個人の住居の窓下まで無断ではいり込むわけにもいかず、さりとてわざわざ訪いを入れるのも迷惑な話だろうから、やめておいた。
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