パズル通信ニコリ185号
昨年12月発売のニコリ185号をやっと解き終わった(クロスワードと数独を除く)。入手したのは12月14日だったので、ちょうど3週間かかった。年内に終えるつもりだったのだが、最後に残ったスーパージャイアント(SG)2題と脱帽パズルが難関で正月明けになってしまった。まあ、だいたい1ヶ月以内が目安なのでこんなものだ。そういえば、今号の巻末応募ハガキの質問事項が、「パズル通信ニコリ」掲載のパズルを3ヵ月でどのくらい解いていますか?、というのだった。早い人は1週間もかからないで解いてしまうんだろうし、3ヶ月でも解き終わらない人もいるだろう。ニコリは昔月刊だったり隔月刊だったりした時期があるので、また何かそのあたりを検討しているのだろうか。
今号の大盛りはナンバーリンクだった。ナンバーリンクは古くからあるパズルで、ペンパ本でもレギュラー扱いなので、人気があるのだろう。ただ、この種のパズルには珍しく、理詰めでは解けないので、好き嫌いが分れそうなパズルだと思う。ぼくは好きだけど。まずは盤面をじっと眺めて筋を探す。ここをこうしたらここがこうなってと頭の中で試行錯誤を繰り返す。行けそうだとなったら線を引いてみる。ピタッとはまりだすと後はうまいことスラスラと進んで完成する。が、運悪く途中で引っかかるとどうにもならなくなって、全消しやり直しとなる。まるで詰将棋を解いているようだ。詰将棋もパズルの一種だが、理詰めでは解けない。盤面を眺めてあれこれ考えるところから始まり、一旦、筋に入ればあとはするすると解ける。似ていると思う。だからどちらも好きなのかもしれない。ひらめきのパズルなので難易度表記はあてにならないと思う。今号の問題では23番がぼくには一番難しく、最難関の着順発表問題は意外とやさしかった。
レギュラーパズルで難しかったのはスリザーリンクの6番。あと冒頭に書いたように、SGは2題とも手ごわく、カックロはまだしもへやわけはなかなかスラスラ行かず、少しずつしか進まない。黒マスの連鎖がけっこうややこしく、最後に残った中央部はずいぶん考えさせられた。それと、おまけのような脱帽パズルのスリザーリンク・ザ・ジャイアント。1998年の作品で、おさかな牧場さんとは懐かしい名前だが、これが難しい。先読みが必要であちこちにペンディング個所ができてつながらない。年末年始に一杯機嫌でやったせいもあるが、この3題には時間がかかった。
オモロパズルのコーナーではシンカミノが早くも昇格決定。これなかなかトリッキーでおもしろい。意外なところへつながるというのもあるし、ブロックをどこに増やすかで一見不可能が可能になる。5番はずいぶん考えさせられた。大きいサイズだともっとおもしろくできそうだと思う。押し出されてチェンブロが今号でおしまい。どうも位置づけが今一わからないが、一旦ここに連載されたものは定食という名のレギュラーになれなくても、不定期掲載(二軍?)扱いらしいから、まだあちこちで出会えるだろう。一方で残ったチョコバナナは世界選手権(WPC)にも出題されたそうだから、安泰だろうか。3番とかWPCの問題はなかなかおもしろかった。あと、地味に難しかったのが新連載マンガにパズルありのクロスワード。これは怒り顔じゃなくて涙目だろうな。
おかしかったのがゴメンペコンコーナーで、前号の「てんびんでコイン4枚をゲットせよ!」に平易な別解があったので難易度を修正するという記事。ぼくはまず4枚ずつ載せるという解をあみだしたのだが、結構考えたものだ。これがたぶん作意解?で、今号の解答をみたら、あまりに単純な解法があったのにはびっくり。中編詰将棋に5手の早詰があったようなものだな。人力には限界があるのでAIに頼れないパズルの検討は大変だ。
最後になったけど、なんと前号の懸賞パズルに当選していた。このところ毎号応募してはいるが、ときどき当たる詰将棋パラダイスよりかなり倍率高そうだから、当たるなんて思ってもいなかったのでびっくり。三等のニコリカードってなんだろうと楽しみに待っていたら、月末にパズルポストカードが3枚とどいた(写真はこちら)。ありがとうございました。さて、パズル・ザ・ジャイアントVol.37が届く前にパズルBOX15の続きをやるとするか。
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