四等三角点「新光」
不本意な結果に終わった銭函近郊の三角点めぐりに続いては、次の朝里駅へと足を延ばす。まずは駅から近い「新光」へ。探訪日は2024年5月1日。
小樽行きの普通電車を朝里駅で降りる。ここも古くからある駅だが降りるのは初めてだ。そもそも小樽市朝里の市街地は、通過するばかりで歩いたことはまったくない。段丘下の海岸にへばりついたような朝里駅の山側ホームは、跨線橋で海側の駅舎と結ばれているが、開放的なホームの両端は接続する道路に直接抜けられるようになっている。どっちみち無人駅なので駅舎を経由する必然性はない。ホームの東側から取り付き道路に出て(A地点)、すぐに南方の段丘上へと急坂をのぼる。道なりに約30 mの高低差を登りつめたところを国道5号が横切っていて信号交差点になっている(B地点)。交差点を渡ってさらに山側へ直進すると、すぐ右手に朝里中学校がある。道路に面して正門があり、その先に高い掲揚ポールが立っている。三角点は道路沿いのポールと灯油タンクの間の草地にある。歩道から低い石垣を上ると草むらに標石と標柱がみえる。駅から歩いて10分ほどだ。
点の記によれば設置は1967年と四等三角点にしては古く、2009年に移転されている。昔の地図によれば、元の位置は現位置の500 mほど東北東の丘の上で(新旧地図比較マーカー位置)、現在はベイビュータウンという新興住宅地になっている。宅地開発とともに学校敷地に移転されたものだろう。「新光(しんこう)」はこのあたりの町名だ。
〇四等三角点「新光」
北緯 43°10′20″.6293
東経 141°03′40″.8148
標高 (m) 34.12
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