小樽築港駅
函館本線小樽築港駅。港にあるから築港駅。いい名前だ。築港駅は他には琴電の高松築港駅くらいしかない。幌内鉄道上の駅だが、開設当初からあったわけではなく、開駅は明治末期になってからだ。当初は開運町駅としてスタートし、一時は小樽駅だったこともある。以前は小樽築港機関区がおかれ、C62を代表とする蒸気機関車が配置されていたことで有名だ。貨物扱いでも重要で、浜小樽貨物線の分岐駅でもあった。現在でもJR貨物のオフレールステーションがおかれている。
その後廃止された機関区や貨物線の跡地に平成になってからマイカル小樽という商業施設ができて、駅舎も近代的な橋上駅に建て替わり、ひところはにぎわっていたが、その後マイカルの経営破綻などゴタゴタが続いて、現在はウイングベイ小樽として営業してはいるものの、影が薄い。近代的で明るい跨線橋通路が不似合いに広々としているので、よけい閑散とした印象を受けてしまう。た
橋上駅の改札口から地上に降りると1面2線の島式ホームがあり、快速エアポートを含む全列車が停車する。小樽方の海側には今でも複数の留置線が伸びていて、往時をしのばせている。そのさらに先の機関区の扇形庫があったあたりは今では大きな済生会病院の敷地になっている。

橋上駅の南口(以下すべて2024.5.22)

北口側の歩道橋から駅舎入口

広い跨線橋通路と駅入口

橋上の駅入口正面

改札口

跨線橋上からみた小樽側(右が留置線)

島式ホームからみた小樽側

島式ホームからみた札幌側

駅名標
« 詰将棋パラダイス2024.6月号 | トップページ | 三等三角点「住吉社」 »
「鉄道」カテゴリの記事
- 南小樽駅(2024.07.07)
- 小樽築港駅(2024.06.21)
- 朝里駅(2024.06.02)
- 銭函駅(2024.05.17)
- 新幹線函館駅乗入れ計画(2024.04.02)
コメント