朝里駅
函館本線朝里駅。札幌から小樽へ向かうと銭函の次の駅で、ここも官営幌内鉄道が北海道最初の鉄道として開業した当初からの歴史ある駅だ。朝里(あさり)はアイヌ語由来と思われるが、諸説あって定説はないらしい。銭函~朝里間は8.8 kmもあり、札幌近郊区間では駅間距離が最も長い。以前は途中の崖下に張碓駅があったが、2006年に廃止になった。朝里駅も海岸に向かって急勾配で落ち込む斜面の下の狭いところにあり、駅の両側から台地上の住宅地へ通じる坂道がある。
対面式ホームをもつ複線区間の棒線駅で、上下線間に以前あった中線の撤去跡がある。海岸側のホームに三角屋根の瀟洒な駅舎があるが、無人化されて久しい。跨線橋で結ばれた山側ホームは両側の道路から直接アクセスできるようになっている。そのため、ホーム上にICカード用の改札機が設置されている。JR北海道には東日本のような自立型簡易読み取り機がないので、ホームの小屋の中に通常の改札口と同じタイプの改札機があたかも改札口のように並び、その先は行き止まりという珍妙な配置になっているので有名だ。
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