詰将棋パラダイス2024.6月号
詰将棋パラダイス6月号、到着は6月3日。結果稿は3月分。先月、珍しく保育園から短大まで全題正解できたと書いたばかりなのに、今月はなんとそれに加えて大学も全題正解。どうなっているんだろう。いやもちろん易しかったのだろうな。大学の全解者32名は短大の36名に匹敵する多さだった。易しかったとはいってもぼくにとってはそれなりに苦労したのだが、いずれも趣向がはっきりしていて考えやすいのは確か。作者名を見ただけでよし解いてみようかという気にもなった。こういうラインナップも時おりはやってほしいものだ。他校もそれなりに考えさせられたものがあって、たとえば、小11、中14、高12、短12というところ。小11は3手詰じゃないんだよな、こういうのがトップバッターにおかれるから油断ならない。
今月は昨年の解答順位戦成績発表があって、ぼくは414点で43位だった。一昨年の435点38位からまたまたダウンして解答力低下に歯止めがかからない。500点30位を目標にしていた頃もあったのになあ(遠い目)。しかし、三段格の420点を切ってしまってはさすがにまずいな。今年はもう少し頑張らねば、といってももう半分終わってるんだけど。同時に発表があった門脇賞は今年は受賞者があって、風みどりこと小泉潔さん。昨年ここで提案した「良質な詰棋書を制作販売している人」のまさに受賞で、うれしい。本の制作もそうだけど、おもしろいブログで詰将棋の裾野拡大への貢献も大だと思う。おめでとうございます。
さて、今月号の出題の方はというと、詰棋校がお休みでやれやれだ。最近解く方はほんとにしんどいので、一息というところ。数年前は頑張って順位戦を解いていたこともあったが、最近はもう見ただけでげんなり。たったの15手なのにね。それに比べるとやや解きやすい同人室も今月はまだ半分しか解けていない。しかも、手数順のはずが...。そして極めつけの神無一族の氾濫。これ、客寄せ1題しか解けなかった前回に続いて難解で、今回はどれが客寄せなのという感じ。しかし、ネコネコ鮮詰ときた。ネーミングセンスはおくとしても、まあよく考えるものだよ。
もう書くことがなくなってしまったので、またヒマネタを。加藤徹さんのおもちゃ箱だよりは毎月ちゃんと読んでいる。今月はコンピュータ将棋選手権の話で、将棋は強くなるほど先手勝率が高くなるという話がおもしろかった。プロ同士だと52-53%だが、タイトル戦にかぎると57%となるそうだ。こうなると最終局の振り駒が重大だ。そしてコンピュータ将棋選手権決勝ではなんと先手勝率72%。つまりコンピュータどんだけ強いんだという話。また、このレベルになると初手は76歩より26歩が圧倒的有利だと。いったいどういう世界だよ。
今月の1作は油断のならない小11長谷川雄士氏作5手詰。いやほんとに5手詰。
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