三等三角点「住吉社」
小樽市の三角点めぐりも4回目。さらに一駅進んで今回は南小樽駅から。まずは住吉神社の裏山にある「住吉社」へ。探訪日は2024年6月3日。
南小樽駅周辺は複雑な地形で、切通しの中のホームから一段高い地上駅舎に出る。駅前は信号交差点になっていて、分離帯のある市道住吉線で線路をオーバークロスして南西方向に向かう(A地点)。5分ほど歩いて国道5号の交差点に出ると正面に住吉神社の鳥居があって、境内を直進して上った突き当りに本殿がある。本殿のすぐ左の建物の前に鎮守の森の案内板があり、裏山である船上山への遊歩道が描かれている。三角点はその山頂にあるが、標高差は30 mくらいだから大したことはない。建物の裏に沿うように歩道が始まっている(B地点)。踏み跡がしっかりついていて後は頂上まで一本道だ。途中丸太が横たわっているところが2か所あり、いずれも右へ進む。本殿横から5分ほどで難なく標識のある頂上に出ると、その右側に三角点の表示杭と標石が見えている。標石は白くてきれいだが、上面が欠けているのが惜しい。
点の記によればここは1913(大正2)年の設置。点名の「住吉社(すみよししゃ)」は文字通り、住吉神社の裏山に設置されたことによる。現在の社が住吉神社という名称になったのは1892年だからその約20年後にあたる。
〇三等三角点「住吉社」
北緯 43°10′54″.6767
東経 141°00′05″.3395
標高 (m) 86.97
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