四等三角点「銀鱗荘」
小樽市の三角点めぐり第3回は朝里から一駅進んで小樽築港駅へ。まずは駅から近い「銀鱗荘」へ。探訪日は2024年5月22日。
小樽築港駅といえば、小樽築港機関区があって往年の急行「ていね」が機関車付替えを行っていた、とつい昔話をしたくなるが、今は近代的な橋上駅に変貌して、北側にはウイングベイ小樽という商業施設が直結している。まずは反対側の南口に下りる。駅前を並行している国道5号の小樽側の信号を山側へ折れる(A地点)。すぐに12%の急坂となり、小樽水産高校を右に見て進むと、正面に銀鱗荘1 kmと案内標識があるT字路に突き当るので左折する(B地点)。さらに続く上り坂を道なりに上っていくと平磯公園の角のT字路に出る(C地点)。「銀鱗荘」へはここは直進する(次の「桜」へは右折する)。公園を右に見て進むと、右にゆるやかにカーブした左側にY字交差点の交通標識がある。その手前の左側の木がまばらにある笹薮の中に三角点がある。駅から1 kmくらい(もっと近道もある)。笹薮はそれほど深くないので上りやすそうなところから分け入ると、木のすぐ右に三角点の標柱が立っていて、そのすぐ右奥に灰色の標石が地面から突き出しているのが見える。
点の記によれば設置は1954年と四等三角点にしてはかなり古く、ぼくとちょうど同世代で親しみがわく。近年設置された四等三角点のような地下埋設上面舗装方式ではなく、きちんと標石が地上に屹立し、周りに保護石もおかれているので、笹薮にあっても見つけやすい。点名の「銀鱗荘(ぎんりんそう)」は、この先のY字路を曲がった先にある昔の鰊御殿で、今や小樽有数のランドマークとなっている老舗旅館の名によっている。
〇四等三角点「銀鱗荘」
北緯 43°10′46″.5493
東経 141°01′58″.6227
標高 (m) 66.21
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