三等三角点「天狗山」
小樽市の三角点めぐりも5回を数え、小樽駅に到達した。駅近くにも三角点はあるのだが、その前にまずバスに乗って天狗山へ向かう。目指す「天狗山」三角点は標高532 mの山頂にある。このコンテンツはあくまで「路傍の三角点探訪」であって、訪れる人の多い山頂の三角点は意図的にはずしている。なので当初は行くつもりはなかったのだが、ぼくは全国の鉄道乗り歩きをもう一つの趣味としている。鉄道・軌道を乗り終えて、それに次ぐものとして普通索道(いわゆるロープウェイ)をできるだけ乗ることにしている。で、この小樽天狗山ロープウェイがこんなに近くにありながらこれまで未乗だったのだ。この機会に乗ってしまいたい。それならついでに山頂まで足を延ばして「天狗山」三角点を見に行こうという気になった。というのはどうでもいい長い前置きで、探訪日は2024年6月12日。
天狗山ロープウェイまでは駅前からバスが出ている。外国人観光客でごった返している駅を出てすぐのバス乗り場からバスで20分、最後の急坂を這うような速度で上ると終点がロープウェイ山麓駅だ。そこから12分おきに出ているロープウェイで4分で山頂駅に着く。名前は山頂駅だが、ここはまだ標高480 mほどで、ここから最後の標高差50 mは歩いて上らねばならない。といっても整備されたわかりやすい自然歩道が通じていて、8分ほどで標識の立つ山頂に難なく到着。山頂といっても木が茂って見晴らしはまったく効かないが、山頂標識の真下に三角点標石が鎮座している。わかりやすいことこのうえない。
点の記によればここは1913(大正2)年の設置。前回訪れた「住吉社」と同時期だ。摩耗して丸みを帯びた標石が100年以上の歳月を感じさせる。「天狗山(てんぐやま)」は山名より。
〇三等三角点「天狗山」
北緯 43°10′06″.2445
東経 140°58′11″.4404
標高 (m) 532.52
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