二等三角点「鶴沼」
南幌町の三角点めぐり第2回、「大野」に続いてはさらに南下してこのあたりには珍しい二等三角点である「鶴沼」へ。探訪日は同じく2024年7月16日。
「大野」のある交差点(D地点)から、西十三号を1ブロック南東へ進むと南十五線に相当する道道1080号に出る(E地点)。この道道は北広島と南幌を結ぶ主要道路で、JRバスが走っている。道道を右折して2ブロック進んだ交差点(F地点)のすぐ先に三角点があるはずだ。はずだというのは、この「鶴沼」は傾斜という理由で成果公表停止になっており、点の記も見られないからだ。成果公表停止になっていても、亡失・不明等の理由以外ならば標石そのものは残っている可能性があり、これまでも「伊藤農場」や「苗穂道」でちゃんと見つけることができた。交差点のすぐ先の左側にJRバスの「西十五号」バス停があり、その裏が三角点位置で、バス停のある歩道からちゃんと黄三角標識ポールと標石が見えた。標石は欠けているもののちょっと見には不都合のあるようには見えない。
点の記が閲覧できないので設置時期は不明。二等三角点なのでたぶん明治時代だろう。1916年の地形図には同じ位置に三角点記号がある。点名の「鶴沼(つるぬま)」は、かつて南側の旧夕張川との間にあった大きな沼の名前によっている。往時鶴が飛来していた名残りかもしれない。
〇二等三角点「鶴沼」(参考値)
北緯 43.039398028°
東経 141.618559222°
標高 (m) 8.17
「福野」の交差点から南東方向(D地点)
道道との交差点(E地点)
右折した南西方向(E地点)
西十五号との交差点(F地点)
すぐ先の西十五号バス停(矢印に三角点)
バス停横から見る(矢印に標石)
全景
標石
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)
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