四等三角点「晩翠」
南幌町の三角点めぐり、「西十三号」に続いては近くの南幌温泉の先にある「晩翠」へと向かう。探訪日は同じく2024年7月10日。
「西十三号」から道道を南幌方向に南八線の交差点まで戻る(J地点)。南幌町中心部へはさらに直進した方が近いが、バスは南幌温泉を経由するためここを右折する。「晩翠」へはもう1ブロック直進して右折したほうが若干近いが、公園になっている南幌温泉を経由したほうが歩きよいので、ぼくもここを右折する。幌向運河を渡り、池の間を通った先の交差点(K地点)を左折すると、すぐに南幌温泉があり、通り過ぎて旧夕張鉄道跡のきらら街道へ出る直前の右手の石碑のある公園の角に三角点がある。フェンス際の標石は地面から突き出ていてよく目立つ。
点の記によればここは初め1951(昭和26)年に設置され、その後1986年に現在地に移転となっている。古い地図をみると旧位置は少し線路寄りのようだが地図上ではほとんど差がない。たぶん公園が整備されたのに伴って少しだけ動かしたのだろう。「晩翠(ばんすい)」という風雅な点名はこのあたりの地名に由来する。すぐ近くに夕張鉄道の晩翠駅もあった。晩翠といえば荒城の月の土井晩翠が思い浮かぶ。千歳川を渡った隣の駅が下の月駅だったからなおさらだ。残念ながら地名の由来は荒城の月とはまったく関係なく、どちらもアイヌ語由来だそうだ。
〇四等三角点「晩翠」
北緯 43°04′03″.6785
東経 141°36′01″.9002
標高 (m) 6.71
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