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2024年9月28日 (土)

四等三角点「北蕨岱」

 この秋の当別歩き、「東裏」の次はまっすぐ南下して「北蕨岱」へ。探訪日は同じく2024年9月4日。

 「東裏」から少しもどったところのT字交差点を左折する(C地点)。あとは20分くらいまっすぐ南下するだけだ。道は途中からたよりなげなダートになり、周囲は見渡す限りの田園風景が広がる。やがて左手の道路際にパイプを組んだ四角い枠組みがあらわれる。その中央に三角点の標石と保護石つきの上面舗装枠が鎮座している。こんな座敷牢みたいな枠組みを組んであるのは初めて見た。とても目立つのでさがしやすいのは助かるが、そんなに重要な拠点なのだろうか。

 点の記によれば、ここは1978(昭和53)年の設置で、2000(平成12)年移転となっている。古い地図(1995)では現在地のすぐ左横、道路の反対側くらいの位置に三角点記号がある(新旧地図比較のマーカー位置)。「東裏」の移動距離よりさらに近く、地図上の誤差かと思うほどだ。このあたりの管理者はよほどの律義者だったのだろうか。点名「北蕨岱(きたわらびたい)」の蕨岱は東裏同様このあたりの地名で、中心部はこの次に訪れる「当別」のあたりだ。そこからは北に位置するので北を冠したのだろう。蕨岱といえば、函館本線山線の長万部近くにあった蕨岱駅(廃止)を思い出す。字も読みも同じだ。蕨が生えていたからという語源説があるらしいが、開拓時はそんな原野だったのだろうか。

〇四等三角点「北蕨岱」
 北緯 43°11′41″.1446
 東経 141°32′21″.8632
 標高 (m) 10.93

 

 240928a
「東裏」からT字交差点へもどる(C地点)

240928b
左折した南方向(C地点)

240928c
途中からいい感じのダートになる

240928d
左の道路際にパイプで組んだ枠があらわれる

240928e
枠組みの中の標石と保護石

240928f
標石

240928z
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

240928zz
新旧地図比較(今昔マップ on the web、 右が1995年)

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