四等三角点「十号」
南幌町の三角点めぐり第3回、「南十線」の次は1キロほど東にある「十号」へ。探訪日は同じく2024年8月2日。
「南十線」から南十線(道路)を1ブロック北東に進み、西十号との交差点を右折する(B地点)。で、南東向きに1ブロック歩いて南十一線との交差点を左折する(C地点)。要は碁盤の目に区切られた開拓農地をジグザグに進むのだが、どこを歩いても景色が変わらないので、うっかり曲がり道を通り過ぎたり間違えたりする。実はこのときも曲がるべき交差点(C地点)を行き過ぎて、幌向運河を渡った先まで歩いて、あれれと確かめて引き返すことになった。GPSがないとどこにいるかわからなくなりそうだ。後から写真を見てもみんな同じに見える。左折した南十一線を1ブロック進んだ西九号との角(北側)が三角点位置だ。しかしあたりは一面の草むらで分け入るのも困難なくらい。よくみると先端を赤く塗った目印平杭が立っていて、そこに「Ⅳ 十号」と書かれているのを見つけた。ここらあたりだなと行ってみたら、杭の根元は大きな丸石がごろごろしている。保護石のようにもみえるが、固定されてないので違うようだ。その周囲の石を動かしたり、草をかき分けたりしてみたが、残念ながら標石は発見できなかった。杭があったからまあよしとしよう。
点の記によれば、ここは1951(昭和26)年の設置で、その後1984(昭和59)年に移転となっている。点名の「十号(じゅうごう)」は道路名から採られているのだろう。このあたりはこういう点名が多いが、せめて西十号にすればいいのに西が省略されてますます没個性になっている。そのうえ、ここの存在地は南十一線と西九号の交差点であり、そもそも十号ではない。たぶん元々の設置位置はもっと西寄りの西十号の方にあったのだろう。
〇四等三角点「十号」
北緯 43°04′26″.2173
東経 141°38′13″.7254
標高 (m) 4.76
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