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2024年9月27日 (金)

三等三角点「東裏」

 春の小樽、夏の南幌に続いて、今年の秋は当別を歩くことにした。当別町内の三角点のうち、うちから近い太美地区はすでにかなり歩いているので、今回は当別駅の向こう側へ。まずは一番近い「東裏」から。探訪日は2024年9月4日。

 学園都市線当別駅は、わが家の最寄り駅から4駅15分。家を出てから30分で歩き始められるのだから近い。この駅は2022年3月までは石狩当別駅だった(以前の記事に写真が残っている)。駅の南口(A地点)から駅前通りを直進して、ドラッグストアの先のパンケチュウベシナイ川の橋を渡り、当別川に架かる当別大橋の手前の信号を左折する(B地点)。あとは道なりに当別川を渡り、国道275号を越えて東へ進むと、30分ほどで三角点の手前のT字分岐に出る(C地点)。ここを右折すれば次に訪れる「北蕨岱」の方向だ。分岐を直進してすぐの防風柵手前から左側をみると、畑と草むらの間の道の奥にコンクリートの仕切りのような構造物があり、その左端にりっぱな三角点標石が立っている。すぐ横は民家の畑になっているので、邪魔にならないように写真だけ撮らせてもらった。

 点の記によれば、ここは1914(大正3)年の設置で、1978(昭和53)年移転となっている。古い地図(1950)では、現在地のすぐ北側に三角点記号があり、たかだか10 mくらいの違いにしかみえない(新旧地図比較のマーカー位置)。わざわざ移設するほどとも思えないが何か事情があったのだろう。点名の「東裏(ひがしうら)」はこのあたりの地名で、1キロほど東に行ったところに旧東裏小学校跡や東裏神社などがある(P地点)。地形図には東浦と表記があるが、これは誤りだろう。なお、当別町を南北に縦貫する国道275号をはさんで反対側には西裏という地名があり同名の三角点もある。東西はともかくなぜ裏なのかは不明だ。

〇三等三角点「東裏」
 北緯 43°12′37″.2842
 東経 141°32′09″.7720
 標高 (m) 14.56

 

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当別駅南口(A地点)

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駅前通り南方向(A地点)

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パンケチュウペシナイ川を渡った先の左折点(B地点)

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左折した東方向(B地点)

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道なりに進んだT字路(C地点)

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すぐ先の左手畑の方向(矢印が三角点位置)

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奥のコンクリートの仕切りの横に標石がある

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

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新旧地図比較(今昔マップ on the web、 右が1950年)

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