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2024年10月

2024年10月25日 (金)

四等三角点「南八号」

 今秋の当別郊外歩きその2、「菅村」までずいぶん歩いてきたので、このへんで引き返してもよいのだが、ここまできたのでもう少し先の「南八号」まで足を延ばすことにする。探訪日は同じく2024年9月17日。

 「菅村」のある篠津運河沿いの道路を南下する。道はゆるくカーブしてやがて三十一線になり、「菅村」から約2ブロックのところで南八号と直交する交差点がある(X地点)。ここは以前北西の角が短絡カーブになっていた名残りが残っている。ここを右折して南八号を2ブロック西に進むと二十九線との交差点に出る。三角点はその右角の荒地の中にあり、一面の枯草の中に白い標石が突き出ているのが道路からよく見える。

 点の記によれば、ここは1972(昭和47)年の設置で、2年後の1974(昭和49)年に現位置に移転されている。わずか2年間の旧位置は不明だが、点名の「南八号(みなみはちごう)」は道路名なので、どこかこの近くだと思う。ついでながら、1本北の南七号が市町界なので、ここは当別町ではなく江別市域になる。

〇四等三角点「南八号」
 北緯 43°09′52″.6248
 東経 141°32′08″.1536
 標高 (m) 6.52

 

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「菅村」から運河沿いの道路の南西方向

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道なりに2ブロック南下した交差点(X地点)

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右折した西方向(X地点)

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2ブロック先の交差点

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右角の枯草の中に白い標石が目立つ

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

 

2024年10月24日 (木)

四等三角点「菅村」

 今秋の当別郊外歩きその2、「大橋」の次は1.5キロほど西の篠津運河沿いにある「菅村」へ。探訪日は同じく2024年9月17日。

 「大橋」まで南下してきた三十四線をひとつ手前の区画路交差点(V地点)までもどる。そこを左折して西方へ進む。道央圏バイパス(国道337号)の下をくぐり、ダートの細道は篠津運河に沿う舗装道路に突当たる(W地点)。鋭角に右折してちょっと歩くと右手の農地沿いに茂るスギナの中に三角点の目印杭が立っていて、その横に標示杭もある。道路からは少し先のくずれたところから溝を渡って近づくことができ、目印杭位置に標石が見つかった。ちょうど標石の正面の縁に沿って平杭が刺されていてうまく写真が取れなかったのが残念。

 点の記によれば、ここは1999(平成11)年の設置で「大橋」と同じ日だ。同日に同一設置者による設置だからといって様式が同じということはなく、こちらは「大橋」と違って保護石がない。点名の「菅村(すがむら)」は横の農地の所有者名で、Google地図にはすがむら農園と記載がある。

〇四等三角点「菅村」
 北緯 43°10′35″.4790
 東経 141°33′00″.3378
 標高 (m) 7.24

 

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「大橋」から北へもどった区画路交差点(V地点)

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左折した西方向(V地点)

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運河沿いの道路に突当たる(W地点)

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右折した北東方向(W地点)

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右手の畔に目印杭と標柱(矢印に三角点)

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

 

2024年10月23日 (水)

四等三角点「大橋」

 当別郊外歩きその2、「沢崎」からさらに南下して「大橋」へ。探訪日は同じく2024年9月17日。

 「沢崎」の交差点を先へ進むとすぐにT字路に突き当る(S地点)。この道は国道337号道央圏バイパスへの接続路なので車の通行がわりと多い。ここを左折してすぐに右の細道へ右折する(T地点)。道なりに進んで舗装路との十字路に出たところを右折する(U地点)。あとはまっすぐ南に2ブロック進み、3ブロックめの真ん中を過ぎた左手の畦道に三角点がある。道路との間の溝は大きなものではないが斜面が急なので、手前の農地入口からはいって畔を歩いて行ったほうがよい。標石はかなり地面から露出しており、目印杭も立っているのでわかりやすい。

 点の記によれば、ここは1999(平成11)年の設置。点の記の地図に標示杭との位置関係が記してあるのは珍しい。木製の標示杭は折損しやすいが、標示杭だけ見つかってまわりを探すこともあるからこれはよい情報だ。点名の「大橋(おおはし)」も「沢崎」と同じく謎だ。人名ぽいのですぐ先にある農家の名前かもしれない。

〇四等三角点「大橋」
 北緯 43°10′26″.3390
 東経 141°34′08″.5508
 標高 (m) 8.22

 

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「沢崎」交差点から南東方向(突当りがS地点)

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左折した北東方向(S地点)

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すぐ先の右折点(T地点)

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右折した南東方向(T地点)

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道なりに進んだ交差点(U地点)

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右折した南方向(U地点)

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約2.7ブロック先の左手(矢印が三角点位置)

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畔道を歩いて到達

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2024年10月22日 (火)

三等三角点「沢崎」

 今秋の当別郊外歩きその2、「南一号」に続いては1.5キロほど南下して篠津運河を渡った先にある「沢崎」へ向かう。探訪日は同じく2024年9月17日。

 「南一号」の前の農道を東に進んですぐにぶつかる交差点を右折する(R地点)。あとはどんどん南下していくとやがて篠津運河にぶつかり、左に45度カーブして橋を渡る。渡ったすぐ先が工事用道路の交差点で、三角点はその先の左角にある。角地は一面の丈高い草むらだが、道路から三角点までは草が刈られていて、下の写真のAあるいはBのどちらからも踏み入ることができ、三角点標石と目印杭がすぐに見つけられた。草が刈られていないと分け入るのは難渋しそうなところで、テープのついた目印杭がないと見つけにくいかもしれない。

 点の記によれば、ここは1954(昭和29)年の設置で、2000(平成12)年に移転となっている。1975年の地図によると元位置は少し東側のT地点の近くだ。(新旧地図比較の右マーカー)。ただ、ここは三等三角点であり、最初の設置は大正時代と考えられる。さらに古い地図(1952)では、篠津運河の対岸の橋のたもとに記号があるので、ここが原初位置だと思う(新旧地図比較の左マーカー)。点名の「沢崎(さわさき)」は謎だ。古い地図にも近隣にそのような地名はない。人名のようでもあるがわからない。〇線だの〇号だのも好ましくないと思うが、こういう由来の思いつかないのも困りものだ。

〇三等三角点「沢崎」
 北緯 43°11′13″.6919
 東経 141°33′41″.0827
 標高 (m) 11.18

 

 241022a
「南一号」から東方向

241022b
次の交差点(R地点)

241022c
右折した南方向(R地点)

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篠津運河を渡る

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渡ってすぐの交差点(A,Bが三角点入口)

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Aからはいると正面に標石

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Bからはいると標石と目印杭

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全景

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

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新旧地図比較(今昔マップ on the web、 右が1975年)

2024年10月21日 (月)

四等三角点「南一号」

 秋の当別歩き第二弾は、前回より東寄りの方への向かう。まずは前回踏査した「東裏」を過ぎて「南一号」へ。探訪日は2024年9月17日。

 学園都市線当別駅から「東裏」までは前回と同じなので省略。「東裏」近くのT字路(C地点)からさらに東へ2ブロックほど行くと、東裏集落の中心交差点に出る(P地点)。右角に閉店したマーケット、廃止されたバス停と郵便局、交差点の先は東裏小学校跡がある。交差点を右折して32線沿いに2ブロック南下した先の交差点を左折する(Q地点)。未舗装の農道を半ブロックほど進んだ右手が三角点位置だが、道路と水路の間は一面の雑草に覆われている。注意深く見ると水路手前に三角点の標柱が立っているのが見えた。その手前の地面を移植ごてであちこち突いてみるとカチンと石に当たり、土をよけると運よく標石の表面があらわれた。標柱の道路側少し西寄りあたりだ。

 点の記によれば、ここは1978(昭和53)年の設置。没個性な点名の「南一号(みなみいちごう)」はここを東西に走る区画路の名前だ。

〇四等三角点「南一号」
 北緯 43°12′06″.1779
 東経 141°33′14″.3531
 標高 (m) 11.36

 

241021a
「東裏」から東進した東裏交差点(P地点)

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右折した南方向(P地点)

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2ブロック先の左折点(Q地点)

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左折した東方向(Q地点)

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道路横の水路手前に標柱と三角点(掘り出した後)

241021f
全景

241021g
標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2024年10月16日 (水)

詰将棋パラダイス2024.10月号

 詰将棋パラダイス10月号、到着は10月1日。結果稿は7月分。詰棋校は後期の開始。小中高とできて短大は3題だけのはずが、あれ高校に名前がないぞ。高1は13手詰だと思ったらなんと15手詰だったというおそまつ。初手68桂に86玉ではなくて一旦77玉とよろけるのか。あとはあっているのに不注意きわまりない。半期のトップバッターだし13手でピッタリだという思い込みもあるかな。きっと27人もの誤解者の相当は同類の御仁がいるに違いない(いないか)。それはともかくこれすばらしい作品で、ひとしきり考えさせられた。さすがの赤羽さんうまいものだ。うまいといえば、いつもながらおもしろい作品で楽しませてくれるのが上谷さんの中2。97龍でどう応じても3手詰にみえるが、唯一87角の逆王手でギャフン。それを避けるために、一瞬だけ駒台の角をなくしておいてから技をかけ、角をもどして原型復帰。それをたったの9手で仕上げるという至芸にはため息しかない。なんでこんなに点数低いんだろうか。

 今月は上半期の半期賞の発表。作品の部は今期は大学院以外全部自力で解けた作品だったので、納得感が大きい。難しいばかりが能ではなく、こういう明確なストーリーがある作品は解きがいがあって楽しいものだ。で、解答の部はというと、小中とともに久しぶりに高校が全解だ。調べてみたら2021年上半期以来3年6期ぶりだった。このときは小学校に名前がないので、小中高とそろったのはいつ以来だろうかというくらい。うんうん今年はけっこう頑張ってるではないのと思いきや、上記のように下半期の初っぱなでチョンボしたからまったく情けない。

 推理将棋は最近好調で今月も難しかったものの全問正解できた、が、いずれも条件が細かくて解くのに難儀した。おぼえられなくて何度問題文を見返したかわからない。そこへいくと、〇手目85飛成で詰みみたいな単純な条件はおぼえやすくていいのだが、どちらが解きやすいかというと、限定条件が多い方がかえってやさしい面もあるので痛しかゆしだ。それはともかく、583番は問題文欠落で余詰と。先月も問題文欠落でwebページに修正が載っていたし、校正がきちんと行き届いていないのかな。実は今月の591番も最初あれれと思ったが、こちらはきちんと読み直して納得。あぶないところだった。フェアリーランドは出題がなかった月なので結果はなし。今号の問題は6題中4題が自玉詰で、はあ...。

 今月の一作は前述の高校1番赤羽守氏作15手詰。赤羽氏といえば、中空に投げ出されて時間が止まったかのような詰上りの印象が強い。これはまた寸分の隙もない名作と思う。

 

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詰将棋パラダイス2024年7月号高校1番赤羽守氏作

 

2024年10月12日 (土)

パズル通信ニコリ188号

 9月発売のニコリ188号、1ヶ月かかってほぼ解き終わった。だんだんペースが遅くなるな。最近は懸賞の〆切が早くなって15日なので、うかうかしていられない。もうペンシルパズル2025が出ているし、その前にパズル・ザ・ジャイアントVol.37がまだ解き終わっていない。難航しているという話は187号のときにも書いたけど、それから3ヶ月たっているというのにだ。

 それはともかく188号は本屋さん特集。本屋さんとあってか、本屋さんがらみのパズルだけではなく、読み物がはいっていて特集っぽくなっているのが珍しい。次号の特集は山だからといって、山の話が載るとは思えないけど。そういう名ばかり特集はさておき、特集パズルというべき大盛りコーナーはフィルオミノだ。数字の初期配置や埋まっていくパターンで図形を浮き上がらせたりという妙技ができてなかなか味わい深い。ぼくはわりと好きだ。今回に限らないが、せっかく大盛りで解説もつけるのだから、近い数字はくっつけないとか袋小路の処理とかもうちょっと解き方の手筋とかトリビアを載せたらどうだろうか。

 定番パズルでおもしろかったのは、フィルオミノ14,15、カックロ4、スリザーリンク4,5、美術館6、波及効果5というところ。あと、脱帽パズルのスリリンは超手こずった。斜め配置ばかりというのは初めて解いたかもしれない。定番の入口の03とか辺の02とかがないのでなかなかつながらないし、だいたいが斜め連鎖の手筋ってあまりない気がする。それでも最後にはちゃんとつながって、確かにこれは脱帽だ。それとは真逆なのがスーパージャイアントのスリリン。こちらはほとんど斜めがなく縦横連鎖ばかり。これなら大丈夫だぞと取り組んだはいいものの、こっちはこっちで難渋した。久々に難しいスリリンを解いた気になる。半泣きマークがついてるけど、大泣きでは。同じ作者の裏のダブルチョコの方は、大したひっかけもなくすらすらと気持ちよく解けた。こっちの方が半泣きだと思う。

 ふだんは解けた問題の答え合わせはしないので答えの欄は見ないのだが、気になっていた前号のおあずけ答えが、5つのつながりというやつ。だいたいわかったのだけど、2番と4番の共通点がわからなかった。それぞれ、日本発祥と埼玉ゆかりときた。いわれればなるほどだけど、これはわからないでしょ普通。あとは巻末の謎解きパズル考。この連載はいつもおもしろく、付されるパズルにも感心させられる。よくこんな手の込んだことができるものだ。前号のも最後の変換がわからなかったし、今号の問題も途中までしか解けていない。理詰めではない発想の転換が必要なところが難しい。

 ちょっともどって珍し文字言葉コンテストの結果発表。1位がピチゾヘキ2位がピザゴペソって、これは言葉なのか。意味なくてもいいんだったのか。単なる5音の羅列ならあまりおもしろくない気がするけどな。それはともかく、5位がタカサキシには驚いた。こんないかにも多そうな文字の組み合わせでしかもありふれた言葉とは。裏をかくというかこれは多いだろうと敬遠されそうな字がねらい目なのだ。ぼくは4文字駅名コンテストで稀府(まれっぷ)で撃沈したのでよくわかる。

 最後に、オモパコーナーの串団子ボックス3って別解あるのでは?って思ったら、webページに訂正記事が載っていた。

 

 

2401012
パズル通信ニコリ188号

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