9月発売のニコリ188号、1ヶ月かかってほぼ解き終わった。だんだんペースが遅くなるな。最近は懸賞の〆切が早くなって15日なので、うかうかしていられない。もうペンシルパズル2025が出ているし、その前にパズル・ザ・ジャイアントVol.37がまだ解き終わっていない。難航しているという話は187号のときにも書いたけど、それから3ヶ月たっているというのにだ。
それはともかく188号は本屋さん特集。本屋さんとあってか、本屋さんがらみのパズルだけではなく、読み物がはいっていて特集っぽくなっているのが珍しい。次号の特集は山だからといって、山の話が載るとは思えないけど。そういう名ばかり特集はさておき、特集パズルというべき大盛りコーナーはフィルオミノだ。数字の初期配置や埋まっていくパターンで図形を浮き上がらせたりという妙技ができてなかなか味わい深い。ぼくはわりと好きだ。今回に限らないが、せっかく大盛りで解説もつけるのだから、近い数字はくっつけないとか袋小路の処理とかもうちょっと解き方の手筋とかトリビアを載せたらどうだろうか。
定番パズルでおもしろかったのは、フィルオミノ14,15、カックロ4、スリザーリンク4,5、美術館6、波及効果5というところ。あと、脱帽パズルのスリリンは超手こずった。斜め配置ばかりというのは初めて解いたかもしれない。定番の入口の03とか辺の02とかがないのでなかなかつながらないし、だいたいが斜め連鎖の手筋ってあまりない気がする。それでも最後にはちゃんとつながって、確かにこれは脱帽だ。それとは真逆なのがスーパージャイアントのスリリン。こちらはほとんど斜めがなく縦横連鎖ばかり。これなら大丈夫だぞと取り組んだはいいものの、こっちはこっちで難渋した。久々に難しいスリリンを解いた気になる。半泣きマークがついてるけど、大泣きでは。同じ作者の裏のダブルチョコの方は、大したひっかけもなくすらすらと気持ちよく解けた。こっちの方が半泣きだと思う。
ふだんは解けた問題の答え合わせはしないので答えの欄は見ないのだが、気になっていた前号のおあずけ答えが、5つのつながりというやつ。だいたいわかったのだけど、2番と4番の共通点がわからなかった。それぞれ、日本発祥と埼玉ゆかりときた。いわれればなるほどだけど、これはわからないでしょ普通。あとは巻末の謎解きパズル考。この連載はいつもおもしろく、付されるパズルにも感心させられる。よくこんな手の込んだことができるものだ。前号のも最後の変換がわからなかったし、今号の問題も途中までしか解けていない。理詰めではない発想の転換が必要なところが難しい。
ちょっともどって珍し文字言葉コンテストの結果発表。1位がピチゾヘキ2位がピザゴペソって、これは言葉なのか。意味なくてもいいんだったのか。単なる5音の羅列ならあまりおもしろくない気がするけどな。それはともかく、5位がタカサキシには驚いた。こんないかにも多そうな文字の組み合わせでしかもありふれた言葉とは。裏をかくというかこれは多いだろうと敬遠されそうな字がねらい目なのだ。ぼくは4文字駅名コンテストで稀府(まれっぷ)で撃沈したのでよくわかる。
最後に、オモパコーナーの串団子ボックス3って別解あるのでは?って思ったら、webページに訂正記事が載っていた。
パズル通信ニコリ188号