カテゴリー「心と体」の記事

2022年12月15日 (木)

5回目

 やれやれこれでやっと人並みになったぞ。
 今日は駅前の東急デパートへ出かけて行って、新型コロナワクチンの5回目の接種。前回4回目のときは少しの差で間に合わずに従来型の接種だったので、今回初めてオミクロン対応の2価ワクチンを接種してもらえた。
 今回のワクチンは、ファイザーのコミナティ(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)というやつ。現在の第8波ではオミクロン株の系統がすでにBQ.1株に置き換わりつつあるらしいが、同じ系統ではあるし、BA.4-5対応の2価ワクチンでも従来型のよりは効果が高いということなので、まあ大丈夫だろう。
 接種会場は大通ワクチンクリニックというところの東急デパート会場で、デパートの7階に特設会場が設けられている。3,4回目を打った近所のクリニックが1月一杯は埋まっていますのとことだったので、ネットで探したらすぐに予約できた。予約時には接種券番号も何も聞かれず、今日会場に行っても朝で空いていたこともあり、予約確認らしきこともせずにすぐに問診して注射、その後10分ほど経過観察という名の待機で、ものの15分で全行程を終了。あっという間だった。
 ワクチン接種も5回目ともなるとそうそう仰々しいこともやってられない、というか必要ないのだろう。昨年夏の1,2回目はヨーイドンでネット予約して、コンベンションセンターの大規模会場に出かけて行列に並んだのがウソのようだ。しかしいつまでこんなことが続くんだろうか...。

 

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会場

 

2022年11月 9日 (水)

糖尿病のイメージ

 どうでもいい気もするが、当事者にとっては気になるものなのだろうか。日本糖尿病協会が「糖尿病」の名称を変更する方針だというニュース。今後1,2年のうちに新たな病名を提案すべく、日本糖尿病学会とも連携して検討を進めるとのこと。ん、糖尿病協会というのは糖尿病学会とは別なのか。ややこしいな。

 中身を読んでみると不思議なことが書いてある。まず、患者へのアンケートで、回答者の9割が病名に抵抗感・不快感をもつというから驚く。「尿」という字が負のイメージでよくないらしい。ところが、さらに記事を読むと、「糖尿病に対する誤った認識が偏見を助長し、差別を生んでいる」とあり、生命保険や住宅ローンに加入できないとか、就職が不利になった、怠け者のような目で見られる、などの具体例があげられている。いやいや、これは名前のせいじゃないだろう。名称変えても実態は変わらないと思うが。そしてとどめが、これらの偏見を払拭するために関連用語の見直しに着手しているとして、「糖尿病患者」を「糖尿病のある人」に変えたりするのだと。何かの冗談なのかと思った。悪いのは「尿」ではなくて「患者」なのか。病気じゃないんだと言い張りたいのだろうか。

 ところで、前にも書いたようにぼくは2月からコレステロール低下薬を飲み始めている。ワクチン接種時や人間ドックなどの問診票には、摂取している薬と病名を書く欄があるので、そこには高コレステロール血症と書いている。なんかすごい病気のように見えるが他に書きようがない。そういうとき、そうかぼくは病人なんだなとしみじみしたりする。これが英語だとhypercholesterolemiaとなって、確かに「病」とか「症」とかがつかないので抵抗感が少ない気もする。高血圧症はhypertensionだし、糖尿病はdiabetesだ。ということで、カタカナでダイアビーティースとすれば「尿」も「病」もなくていんじゃね。

 

2022年10月24日 (月)

ワクチン慣れ

 この冬は新型コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されているとのことで、今日は近所のクリニックでインフルエンザワクチンの接種を受けてきた。変異株への効果はともかくとして、新型コロナワクチンの4回目接種も終わっているし、とりあえずは高齢者用に推奨されている対策は講じた。
 新型コロナワクチンは今のところ無料だが、インフルエンザの方はそうはいかず、市の補助が出るとはいえ65歳以上の高齢者も1400円(札幌市の場合)かかるし、若い人はもっと高い。ぼくも実はインフルエンザワクチンを打つようになったのは最近のことで、65歳になるまではは打った試しがなかった。別に料金を惜しんだわけではなく、だいたいここ数十年ワクチンなんぞ打たなくてもインフルエンザに罹ったことは皆無だし、ワクチン打ったからといってまったく罹らないわけではないからだ。なので、別に何が何でも打たなくちゃと思ったわけではなく、しいていえば昨年夏からの新型コロナワクチンの繰り返し接種によってワクチン慣れして、抵抗が薄れたのかもしれない。
 新型コロナもこの先どうなるか見通しがまったく立たないが、もう5回目ワクチン接種がはじまっているとか、接種間隔を3ヶ月に短縮するとかいっているし、まだまだワクチン頼りの対策が続きそうだ。こちらは今のところ無料だし、最初の頃のように予約が取りにくいということもなく、近所のクリニックで手軽に接種できるので、暇爺としては行かない理由もない。3回目以降の接種の若い人への浸透が今一つらしいが、こうして老人と若者の差が開いていくのだな。

 

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接種完了

 

2022年9月 5日 (月)

4回目接種

 新型コロナワクチンの4回目接種については、現在のワクチンが流行中のBA.5株に対応していないこともあって、あまり気乗りしないのも事実だ。今月からはオミクロン株にも対応した二価ワクチンが提供される予定とあっては、そっちを待った方がいいんじゃねという気もする。一方でその二価ワクチンはBA.1に対応したものでBA.5に対する効果は低いという話もある。結局、ウイルスの変異のスピードにワクチン開発が追いついていないってことじゃないか。これではわれわれ一般人は判断のしようがない。札幌市のわれわれの年代の4回目接種率は9/2時点で49.9%だそうで、みんなの揺れ動く胸の内を反映しているかのようだ。

 ネットをいろいろ探したら、阪大の忽那賢志氏の「オミクロン株対応ワクチンの接種開始まで待った方が良いのか?現時点で分かっていること」という8/28付記事があって、これがすこぶるわかりやすい。カップヌードルの比喩など秀逸で、難しい専門知識の一般向け解説のお手本のようだ。で、肝心の結論は、先の見通しが立たないのでとりあえず打っておくのがよさそうとのことなので、近所のクリニックに空きがあったので今日出かけて接種を受けてきた。

 よしよし、これでモデルナ→モデルナ→ファイザー→ファイザーの順で4回目を完了だ。と思いきや、同じ著者のアップデート記事「オミクロン株対応ワクチン これまでに分かっていることと、まだ分かっていないこと Q&A」が9/4付で公開されていたのを知った。え、なんだよもう打っちゃったよ...。

 

 

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文中9/4付記事より

2022年5月 4日 (水)

生薬効果

 昨日の話の続き。次は本線の感染性胃腸炎に処方された薬について。ぼくはふだんあまり医者にかからないので、薬をもらってくると物珍しくつい調べてしまう。といっても今は薬局で説明を書いた紙を一緒にくれるので手間暇はかからない。写真の左からガスモチン・アルサルミン・レベニンS(3剤混合散薬)、ストロカイン(錠剤)、フェロベリン(錠剤)、チアトン(カプセル)の4種類。散薬なんてのはいまどき珍しいような。いかにも胃薬という感じがする。

 それはともかく、おおと思ったのが薄橙色のフェロベリン錠剤で、成分がベルベリン・ゲンノショウコエキス配合だという。生薬ではないの。ベルベリンならよく知っている。代表的なイソキノリンアルカロイドでメギ科植物成分だ。メギ科というのは原始的被子植物である多心皮群に属するちょっと変わった分類の植物で、昔興味を持ってちょっと成分探索を試みたことがある(後記:ぼくの植物分類の知識は40年前の水準なので現在は変わっていると思います)。といってもここいらで見られる種はほとんどなく、低山の林内に今頃花を咲かせるサンカヨウくらいしか手に入らなかった。その根の成分として簡単に結晶性成分が得られ、調べてみたらポドフィロトキシンというリグナンの1種だった。既知化合物だったのでそれはそこでおしまいとなったが、その縁でうちの裏庭にはサンカヨウが1株植えてある。ゲンノショウコのほうもよく知られた生薬で、よく効くから「現の証拠」と名付けられたというのは有名な話。ゼラニウムの仲間でこちらは豊富なタンニン成分が活性の元となっている。

 ぼくは特に天然自然志向というわけではないが、こういう天然生薬をみると親近感をおぼえて、なんとなくこいつは効きそうだなと思ってしまう。昔は天然物化学屋のはしくれだったもので。

 

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感染性胃腸炎の処方薬

 

2022年5月 3日 (火)

新型コロナ抗原検査

 5月の幕開けは散々なスタート。一昨日夜から強烈な下痢と嘔吐に見舞われてほとんど眠られず、翌朝には38度の発熱という症状に。これはウイルス性胃腸炎かな、食べ物に思い当たるものはないし同じものを食べている連れ合いはなんともないけど。朝になってもむかむかして何も食べられないし、さりとて熱があると気軽に病院にも行けないしどうするかなと思っているうちに、連れ合いがさっさと発熱外来紹介窓口に電話をかけ出した。住所はどこですかと聞かれて近くの病院を紹介してくれるのだが、篠路といわれて二の足を踏む。試しに近所のクリニックに電話してみたところ、幸いにも発熱外来をやっていて13:15に来てくださいということになった。

 こんなのは初体験なので興味津々で行ってみると、まずすぐに一番奥の隔離室へ連れていかれて、検査結果が出るまではそこに缶詰になる。問診票を書いて待つと、医者が簡易防護服を着て現れて、アクリル板、顔面シールド、マスク越しに会話。その後、テレビでよくみるように、鼻から細長い綿棒を差し込んでぐりぐりと検体を採取された。これはけっこう痛い。経鼻内視鏡はやったことがあるがあれは麻酔してるからな。結果が出るまで30分かかりますといわれて医者は消え、放置される。しかたないので携帯で時間をつぶす。30分後に呼び出されていつもの診察室へ。これで陰性だったかなとわかる。あとは型通りの診察で感染性胃腸炎でしょうと薬を処方される。コロナ検査の結果は、キットを見せてくれて陽性だとここにもう一本バンドが出るので、陰性ですと説明された。

 ずいぶん簡単なキットなんだな。ネットで調べると、キット表面の六角形に検体溶液を滴下し、右の橙色部分をギュッと押して正確に30分待つだけという。「r」表示部がコントロールで、コロナ抗原があると「T」の位置にもう一本バンドが出る。見かけは電気泳動っぽいがどうみてもそれは無理だ。裏返してみると単にろ紙片様のものがはさまっているだけで拍子抜け。想像するに橙色ボタン部分の裏にふくらみがあるので、ここを押すと溶離液が染み出していってペーパークロマトのように左へ展開されていき、ちょうど30分で目的抗原がマーカー位置にくるようになるのだろう。後処理もなにもないのであらかじめ抗体や発色剤は入れてあるのだな。使用前の写真を見るとコントロールはあらかじめこの位置に塗布してあるようだ。短時間で数をこなすためのキットだから単純化されているのだろうが、うまくできているものだ。

 

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キット表面(上)、裏面(下)(スケール入れるの忘れた、全長8.5 cm、全幅1.5 cm)

 

2022年4月14日 (木)

スタチンの威力

 さて、投薬開始から2ヶ月後の診察日がやってきた。血中コレステロール値(LDL-C/HDL-C)は、前回が164/96だったのが今回は93/116となっていた。驚いた。たった5 mgの小さな錠剤を1日1回服用するだけでこんなに下がるのか。さすがスタチン。大したもんだなあ。
 体内のコレステロールは食餌由来と内生由来とがあり、外来から入ってくる量によって内生合成量がコントロールされているので、その比率は1/2~1/4といわれている。とすると計算上は体内生合成量の60%くらいが阻害されていることになる。

 いや薬はよく効くんだよ。それは身にしみてわかっている。1992年に研究室を移って以来定年までの26年間、ぼくは食品機能化学研究室に在籍して、食品中の機能性成分の探索研究を行ってきた。そのときにポジコンに使うのがたいていは同じ活性をもつ薬剤で、そのほとんどは食品中の成分など足下にも及ばないくらい高い活性をもっていて、いつもため息しか出なかったものだ。もちろん日常的に食べる食品に薬剤ほども高い活性の成分がはいっていたりしたら逆に危険でもあるので、ほどほどの活性というほうが望ましいという面はあり、要は使い分けということになるのだが。

 スタチン系薬剤にはまれに筋損傷という副作用があり、薬剤師さんに筋肉痛とか出ませんかと訊かれた。それは感じないけれど、今日の血液検査項目のなかでクレアチンキナーゼ(CK)活性がいつもより高く、上限値を少し超えていた。単なる一過性のものかもしれないし、CKは運動などでも上昇するので春先になって運動量が増えたせいかもしれない。これは次回の課題ということにしておこう。

 

 

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2022年3月30日 (水)

交差接種

 新型コロナワクチンの追加接種をやっと完了。本来なら2回目から7ヶ月経過後すぐの今月初めに打つつもりで、集団接種会場での予約も済ませていたのだけれど、よんどころない事情でキャンセルとなって仕切り直しして、今日近所のクリニックで接種を受けてきた。3回目接種は思うように進んでいないという実情を反映してか、2回目までは取れなかった近場の予約が簡単にとれたので、家を出てから帰宅まで30分ちょっとというお手軽さで楽ちんだった。
 ぼくらの場合、1,2回目は武田/モデルナで、3回目はファイザーの交差接種になった。交差接種の是非についてはいろいろ言われているが、ほとんどのケースが最初がファイザーで追加がモデルナの場合の議論で、その逆の話はあまり聞かない。効果に関しては大差ないだろうけれどファイザーの副反応は未経験なので、明日どうなるかな。

 

 

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追加接種完了

2022年3月29日 (火)

語音聴力検査

 加齢性難聴で補聴器のお世話になっている母を、ここしばらくとみに聞こえが悪いので耳鼻科に連れて行った。難聴には伝音性と感音性があって、中耳より外の伝音が原因の伝音性難聴は補聴器によって100%回復するが、加齢性難聴の原因であるより内側の感覚機能低下による感音性難聴は100%回復は難しいというようなことは、これまでも知っていた。しかし、今回普通の聴力検査のほかに語音聴力検査なるものがあることを初めて知った。
 今回受診したのももとはといえば、難聴だとしても大声で話せば聞こえるはずなのに、なかなか話が伝わらないのが変だなと思っていたのが原因だ。語音聴力というのは音自身の聞こえではなく、単音節語音の弁別能力のことで、普通の1000 Hzや4000 Hzの純音ではなく、実際にアとかウとかの語音を聞いて聞き取り能力(語音明瞭度)を検査する。やってみるとそれがほとんどできていないことが分かった。
 音自体の聞こえも低下しているのは事実だが、それ以上に語音の聞き取り機能が低下しているので、大声出してもあまり効果がない。なるほどなあと腑に落ちた。治療のしようはないが補聴器を調整すればある程度は回復するらしいので、それでなんとかするしかないが、なかなか難聴というのも奥が深いものだ。母どころかぼく自身ももう高音域の聞き取り力が低下しているし、今後はそんなことにもなりかねない。はあ、老々介護で教えられることが多いな。

 

2022年2月17日 (木)

投薬開始

 今日は定期的に通っている血液検査日。もともとは白血球数の減少だったのだが、そっちはほとんど問題なくなっていて、最近はそれよりも血中コレステロール値が高いのが経過観察対象になっている。前にちょっと書いたが、次にこれくらい高かったら投薬始めますかといっていたのが、次には少し下がってじゃあもうちょっと様子見ましょう、という繰り返しでなかなか投薬が始まらない。

 で今日の値は、LDL-C 164, HDL-C 96 とまたちょいと高い。ぼく「薬はまだいいですか?」、医者「ずっと140超えているし飲んだほうがいいんですけどね、どうします?」、ぼく「おまかせします(あんたが決めろよ)」、医者「じゃ薬出しますか」、ということでやっと投薬開始となり、シンバスタチン5 mg錠をとりあえず60日間処方された。

 スタチン系薬剤は、コレステロール生合成につながるメバロン酸経路の律速酵素であるHMG-CoA還元酵素の阻害剤で、日本で発見された有名なものだ。学生時代に二次代謝や生合成の勉強をしている頃に、ちょうど三共の遠藤章氏らがメバスタチン研究を展開して大きな話題になっていた。それからの一連の薬剤開発と今日の隆盛はいわずもがなで、いまやコレステロールといえばスタチンだ。ぼくもとうとうそのスタチンを飲むようになったかと思うと感慨深い。2ヶ月後の検査が楽しみだ。

 

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シンバスタチン

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