カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

2022年7月10日 (日)

狙撃事件

 しかし驚いた。素人が手製の銃で衆人環視の中背後から近づいて悠々と銃を構えて撃った。しかも1発目ははずして、約3秒後に撃った2発目が致命傷となったというのだから。ネット上にはたくさんのその瞬間の画像や映像がアップされている。幸い1発目ははずれたのに、本人を含めてみんな音のした方向を振り向いているだけで、誰一人次への備えをしていない。つくづく平和な国なんだなと思う。
 事件から2日たっていろいろな人がいろいろなことを言っているので、そのうえ付け加えることはないが、ぼくが驚いたのは3点。

 1.逃げも隠れもしていない犯人が堂々と近づいて犯行に及んだのを、周囲の大勢の人が一人も止められなかった。
 2.自衛隊経験があるとはいえ素人が粗雑なつくりの手製の銃で致命的な狙撃を行えた。
 3.宗教団体がらみの私怨だと犯人が供述しているのに、誰でも知っているその団体の名前が報道されない。

 長く生きているといろいろと驚くことに出会うものだ。前にどこかに書いたけれどぼくと安倍氏は誕生日が5日違い。ご冥福を祈ります。

 

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NHK NEWS WEBより 

2022年7月 5日 (火)

ボートマッチ

 7月10日の参院選投票日まであと5日。メディアの選挙予想記事を見てもため息しかでない。もういくら選挙やったって変わらないんだよなとしか思えない。けど諦めたらおわり、投票しないことには変わらないのも事実だ。
 まあわかりきっているけれどと、今回も各社のボートマッチをやってみた。ぼくの各党との一致度は次の通り(60%以上の政党)。

 毎日:社民(79%)、共産(79%)、立憲(75%)、れいわ(71%)
 朝日:社民(75%)、共産(69%)、立憲(69%)、れいわ(67%)
 読売:社民(80%)、共産(75%)、れいわ(71%)、立憲(62%)、国民(61%)

 社民、共産が高いのはいつも通りだが、立憲とれいわが同じくらいなのか。どこも似たような結果だけど、読売はちょっとおかしいな。立憲と国民が同等なんてことはないだろう。

 しかし、全体の結果をたとえば毎日のえらぼーとで見てみると(下図)、気がついたことがある。ぼくと似たような志向の人の票は、たぶん社民や共産ではなく、さりとて立憲でもなく、れいわに流れるのだろう。で、ぼくと志向が逆の人の票は、自民に行くかというとそうでもなくて、なんと維新に流れるのだ。自民党政治に慣れ切って他に変える気はさらさらないが、なんとなく現状には不満だ、そういう層の受皿に維新がなっていると。そりゃ維新が伸びるわけだ。はあ。

 

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えらぼーとの結果

2022年6月17日 (金)

10増10減案

 いわゆる10増10減を含む衆議院小選挙区の区割り見直しの審議会案から総理大臣に勧告された。今回は北海道は増減には関係しないが、札幌市のかかわる3,4,5区で線引きの変更がされることになる。

 それによると、「3区」の白石区・豊平区・清田区のうち白石区北東白石連合町内会区域(北郷の一部と川北、川下)が「5区」へ移り、「5区」の厚別区・石狩管内から石狩市が「4区」へ移る、とのこと。「5区」の厚別区はもともと白石区から分区した区だから隣接する北東白石町内会が移っても違和感は少ない気もするし、石狩市は石狩管内で隣接する当別町などよりも「4区」の手稲区とつながっているからこちらもわからないでもない。考えに考えたすえの案なのだろう。だけど、全体の10増10減案ではできるだけ市や区の分割を避けるようにするという建前のはずなのに、ここでは逆に白石区の新たな分割が起こっている。なんのかんのと理屈をつけて帳尻を合わせただけというのが見え見えだ。

 これで一票の格差が1.999倍に収まると威張っているのだからあきれる。またすぐに2倍を超えるのは目に見えている。選挙のたびに線引き変更するのだろうか。一票の格差を基準にとるかぎり、人口の集中・過疎化が加速する時代に定数1の小選挙区制はどうみても無理がある。といって抜本的な選挙制度変革など実現しようもない。なんたって利害関係者が法案審議しているのだから。そもそもこの案だってこのまま通るとは限らないのだからため息しか出ない。

 

220617  
NHK NEWS WEBより

2022年4月 4日 (月)

呼称変更

 ウクライナの首都キエフの呼称がキーウに変更になった。元々の読み方が変わったわけではないので呼称が変更になったのではなく、日本語の公文書の音訳(字訳?)が変更になったということだろう。外国語地名は現地読みを基本とするらしいから、ロシア語読みのキエフではなくウクライナ語読みのキーウが正当であるというのは当然の話で、遅きに失したというかなんで今まで変わってなかったのだろう。近くの旧グルジアはとっくにジョージアに変わっているというのに。キーウとともに原発事故のチェルノブイリはチョルノービリ、黒海沿いの都市オデッサはオデーサ、縦断する大河ドニエプル川はドニプロ川に変えるという。在外公館がある地名は法律改正が必要というから面倒なものだ。

 ぼくのような昭和の教育にどっぷり浸かった人間は、キエフとかドニエプル川とかのほうがなじみがあるし、ムソルグスキーの展覧会の絵の最終曲「キエフの大門」はどうなるんだろうとか思ってしまう。あれは帝政ロシア時代の曲だからそのままでいいのかな。チェルノブイリだってさんざんそう読み慣わしていたので違和感がぬぐえない。もちろん過去の文献はそのままなのだろうし。まあ現地読みを優先すべきなのはその通りだからまた慣れるしかないが。そういえばオーストリアがオーストラリアと紛らわしいのでオーストリーにするとかいう話が以前あったけど、あれはどうなったのだろう。というかこの場合はそもそもオーストリアという呼称も現地語とは違う気がするな。

 

2021年11月 3日 (水)

泡沫有権者

 日曜日の衆院選、維新の会がこれほど増えるとは予想外だったけれど、全体としてはこんなものだろうという感じだ。しかし大阪の小選挙区19の当選者はすべて維新か公明の候補者ばかり。異界にしか見えない。まあぼくは大阪民ではないのでよそさまのことに口を出す筋合はないが。ならば地元の北海道はどうかというと、これがまあなんというか。

 小選挙区は12選挙区のうち野党共闘が成立した9選挙区では立民の5勝4敗だったし、負けた選挙区も3区と4区は惜敗率が96%を越えているから、どっちにころんでもおかしくない接戦だった。一方、負けた自民候補で惜敗率が95%を越えている人はいない。もともと北海道は旧社会党が強いところだったので、その流れで全国的には長期退潮傾向の民主党系も力がある。全体では議席を減らして枝野代表が辞任などということになっているけれど、北海道に関してはまあまあがんばったのでは。

 驚いたのが比例区だ。野党共闘で小選挙区に3人しか候補者を立てなかった共産党が、議席奪還どころか維新にも抜かれて5位に転落した。まったく大阪民どうよなどといってられないな。まあそれはいい(よくないけど)。驚いたのはそのことではなく、社民党だ。党派別得票数が最下位だ。得票順でいうと自民、立民、公明、維新、共産ときて6位がれいわ、7位が国民、その次でしょ、いやいや8位は前回の選挙にもいた「支持政党なし」というアイデア賞ものの政党、で9位があの「NHKと裁判してる(中略)党」、そのさらに下が社民党なのだ。小なりとはいえ長い歴史をもつ社民党が、支持なしやN党より下って...。もう大方の有権者は社民党ってまだあったの?ていう認識なのだろうか。実はぼくは「えらぼーと」などのボートマッチやると一番近い政党はたいてい社民党になるのだ。つまりぼくはもう泡沫有権者なんだな。

 

2021年10月19日 (火)

白票決定

 第49回衆院選が公示され、31日の投票日へ向けた選挙戦に突入した。ぼくとしては史上最もつまらない選挙の始まりだ。わが北海道2区は4月に補欠選挙があったばかりで、そのときの情けない話は前に書いた。

 さて今回の選挙、予定される候補者は自民1、立民1、維新1の3名という3択。前回(補選をのぞく)まで候補者を立ていた共産党が今回は擁立を見送り、立民の候補者が事実上野党統一候補となっている。というわけで普通ならこの候補に1票を投じるところだけれど、前に書いた理由でそれはない。kojitakenさんなら鼻をつまんで投票というところだろうが、鼻をつまんだっていやだ。かといって自民、維新は論外。となると小選挙区選の行きつく先は白票となる。選挙権を得て以来2年間の在外研究員期間以外はすべての選挙で選挙権を行使してきたが、白票を投じるのは初めてだ。情けないがしかたない。

 ところで、そのkojitakenさんのブログで香川1区の立民候補者の話を読んで感心した。こんな人だったらぼくだって1票を入れたいところだ。残念。

 

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北海道2区の状況(道新電子版より)

 

2021年9月 4日 (土)

茶番の末路

 あわれな茶番の末路というしかない。菅首相が次期総裁選に出馬せず退陣を表明。どうせコップの中の嵐に過ぎないだろうにマスコミは大騒ぎ。まあ政局は彼らの大きなメシの種なんだろうけど、われわれ一般平民にはほとんどどうでもいい話だ。どっちみち期待できる次期人材などいないのだし。それにしてもたった在任1年か。前の首相が突然政権を投げ出したのが1年前で、その残任期間だけの首相在任だった。この人は大派閥の後ろ盾をもたないので、昨年の総裁選出馬のときも最初は出ないと言っておきながら、状況を見極めて支持が得られそうだと決まってから突如出馬することになった。今回も直前まで出馬する意向だったのが、逆に支持が得られそうもない状況を察知して退陣となった。負け戦はしない主義なのだ。そうやって生き馬の目を抜く政治の世界を泳ぎ渡ってきたのだろう。だけど、人生負けるのがわかっていても戦わねばならないときもある。源義経しかり、楠木正成しかり、真田幸村しかり。そうして散っていった名将に日本人は格別の心を寄せる。残念ながら菅氏はその器ではなかったということだ。

 たかが自民党の総裁なんてどうでもよいし、もとより選挙権があるわけではないのでぼくにはどうしようもない。が、それがそのまま総理大臣になるのが始末が悪い。ただし、年内に必ずある総選挙で自民党を下野させることができれば、話は別だ。それしか望みはないのだが、しかしそれとて高いハードルがある。野党連立内閣を組むとなればやれ共産党と一緒はいやだのなんだのともめるのが必至だ。そんなすったもんだしているうちに、したたかな自民党は公明のほかに維新やら国民民主やらにすりよって多数派連立工作をやりそうだし、節操のかけらもない連中がそれに乗るのは目に見えている。どうころんでも見通しは明るくならない。

 

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満開のメランポジウム(記事と写真は関係ありません)

2021年4月25日 (日)

補選投票日

 今日は補欠選挙投票日。文句言いながらも有権者の権利を行使してきた。結局白紙はやめて候補者の名前をちゃんと書いた。6人の候補者から、あいつは論外、こいつはダメ、これも無理、と消去していき、最後にかろうじて残った人にした。残りカスではあるが仕方ない。投票所の感染対策は徹底していて、最初の投票所入場券チェックのところで鉛筆を各自取っていき、投票箱のところで回収するシステムだった。投票所入場券に各自持参の筆記具も使えますとあったので、ぼくはニコリ用の極太鉛筆をもっていったけど。

 今回初めて某A新聞の出口調査にあたった。お、来たかいあったじゃん。設問は7個で、1.性別、2.年齢層、3.支持政党、4.投票した候補者、5.前回投票した候補者、6.重視した政策、7.政府のコロナ対策を支持するか、というものだった。タブレットにスタイラスペンでタッチする方式で、終了後には手指消毒してくれた。まったく何するにも大変だ。これで、支持政党はこれこれで前回はそこの候補者に投票したのに今回はそこの推薦候補ではなくこっちへ流れた、という情報を提供したことになるな。最後の設問は付け足しみたいに見えるが、支持する人なんているのか。

 あとは開票結果を待つだけだが、近ごろは出口調査とAI予測で即座に当確が出てしまうのでつまらないことおびただしい。そこへいくと昔の選挙の開票速報はおもしろかったな。ぼくはあれが大好きで、刻々と変わる各選挙区の票数を夜ふかししながら見ていたものだ。今回はどうせあいつが当選するんだろうから、気になるのは票数だけだが、これはすぐにはわからない。今日はうちの選挙区のほかに、長野と広島の参院補選と名古屋市長選もやっている。そっちはどうかな。

 

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コロナ対策の注意書きが増えた投票所入場券

 

2021年4月14日 (水)

海洋放出決定

 やっと決まったのか。何にも決められない政府が先送りに先送りを重ねたうえ、タンク容量の限界が迫ってきたこの時期に、東京電力福島第一原子力発電所のトリチウムを含む処理水の海洋放出を決定した。結局こうならざるを得ないのだから、もっと早くから関係者への説得とか風評被害対策に力を入れてくるべきだったのだ。まったく在任ばかり長くて無能だった前首相の尻拭いを現政権がさせられているということだが、まあ連帯責任というか同じ穴の貉だから仕方ない。

 問題になるのは、第一には放出する処理水のモニタリングだろう。現在のタンク貯蔵水の7割程度は他核種除去が不十分だそうだから、それをALPS再処理して基準値以下に除去したうえで、さらにトリチウム濃度を希釈して放出するという手順になる。当然それはきちんと守ってほしい。トリチウムの半減期(12.32年)と水素の生物体内動態を考えれば、生物あるいは環境への影響は問題にならないだろう。現に世界中の原発からトリチウム水は放出されているのだし。

 第二のそしてこちらの方が大きな問題は、風評被害の対策か。しかしたぶんこれは絶望的かもしれない。いやだといったらいやだ、毒は少しでも毒だ、と聞く耳をもたない人々を説得するのは無理だろう。科学リテラシー以前の感情論になってしまっているから。福島の漁業関係者はたしかに気の毒だけど、仮に放出せずにさらに貯蔵を続けたとて、処理水が増え続けるのを止めることはできないのだから、いずれは放出しなければならないし、時間が経って放射能が減衰するとはいえ、未来永劫ゼロにはならないのだから、どこまでも風評はついてまわるわけだし。

 しかし、風評被害を防ぐ立場にある人たちが、やれ安全ならコップに入れて飲んでみろとか、東京湾にもっていって放出しろとか、科学リテラシーの欠如している一部マスコミとか政治家たちをはじめとして、科学知識をもつはずの識者までもが発言しているのは嘆かわしいことだ。そういう人たちは、自らの言説がとりもなおさず風評被害の助長につながるということに気がつかないのだろうか。

 

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増え続けるタンク(国土地理院地図(電子国土web)より)

2021年4月13日 (火)

補欠選挙告示

 衆議院北海道第2区選出議員補欠選挙が告示された。投票日は4月25日。選管の啓発ポスターによれば、語呂合わせで4.25が「よし、せんきょにGO!」となるらしい。しかしとうていそんな気にはなれない。

 自民党元農水相吉川某の不祥事による辞職にともなうこの補欠選挙。経緯は以前書いたのでここには繰り返さない。結局、自民党は候補者擁立見送りとなった。道執行部は主戦論だったのだが、候補者選定に手間取っているうちに党本部の鶴の一声で見送りとなったのだ。どうせ息子が出るのだろうと思っていたけど、そうはならなかった。菅総理と太いパイプのある吉川某が、今回は見送るにしても年内にすぐにある総選挙で後継に強力に息子を押したのを受けてのことらしい。今回別の候補者を立ててしまうと、総選挙でその人の処遇をどうするかと問題が生じるから、トップダウンで見送ったわけだ。まあ、そういうことがあるのがわかっているから、道執行部が目星をつけた候補者も首を縦に振らなかったのだろう。まさに茶番だ。

 対する野党側はというと、結局共産党が候補者を取り下げて立民の候補に一本化された。自民党が出ないのなら統一候補を出すまでもない気もするが、こちらも次の総選挙をにらんでのことだろう。しかしその統一候補がまた問題で、という話は前に書いたので繰り返さない。しかし、最悪の事態になってしまったとしかいえない。ぼくとしては野党統一候補は消去法にしても論外すぎるので、その他の候補者をこれから吟味することになるけれど、どうやらこのトシになって初めて白票を投じることになりそうだ。

 

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