カテゴリー「デバイス・グッズ」の記事

2023年9月23日 (土)

読書用眼鏡

 京極堂シリーズ最新刊「鵼の碑」が発売になった。前作刊行時にタイトルが予告されてから実に17年ぶりの実現だ。それまでは数年間隔でシリーズ作が連続刊行されていただけに、この長きにわたる遅滞はいろいろな憶測をよんでいた。それはともかく、首を長くして待ち続けていた一ファンとしてはとてもうれしい。

 これは心して読まねばならないということで、読書眼鏡をつくった。ぼくは外出時は眼鏡をかけているが、左右の視力差が大きく、裸眼でも日常生活ではほとんど不自由しない。というのも、右目は視力が0.6あるので、遠くがそこそこ見えるし、左目は視力0.15の近視のおかげで老眼の進みが少なく、近くのものがちゃんと見える。つまり遠くは右目、近くは左目と分業して困らないというわけだ。脳というのは大したもので視線を動かしてもギャップはまったく感じない。

 眼鏡で矯正すれば両眼で見えるようになるが、遠くも近くもというわけにはいかないので、遠近両用というひずんだレンズを使わねばならない。これがなかなかやっかいなものだ。しかも歳とともに老眼は進行し、それにつれて近視が改善されてきたりする。眼鏡はつくりかえねばならない。それでなくても眼鏡は邪魔だ。冬は曇るし夏は暑い。なので、家の中では裸眼で暮らしている。それがここへきてなんか目が疲れるなと思ったら、右目の老眼が進行して本の字がかなりぼやけているのに気づいた。かといって本を遠くするとこんどは左目が見えにくくなる。というわけでこの機会に読書専用の眼鏡をつくることにしたのだ。

 たしかに快適だ。読みやすい。もっと早くつくればよかった。が、いいことばかりではない。ほんとに手元しか焦点が合わないので、本から顔を上げるとたちまち視界がぼやける。壁の時計すら見えない。専用なので融通が利かないのは当然なのだが、あらためて裸眼の便利さを思い知らされた。

 

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準備万端

2023年8月 9日 (水)

プラレール博

 今日は孫兄弟のお供でプラレール博に行ってきた。いや、お供してもらって行ってきたが正しいか。この手のイベントは初めてだったので、孫はもちろん自分も十分楽しんだ。プラレールの発祥は1959年だそうで、ぼくが子どもの頃からあったとは知らなかった。今のように一般的になったのはもっと後だろうけど、わが家は娘ばかりだったので子どもの小さい頃は縁がなかったし、孫ができて初めてトミカだのプラレールだのに詳しくなり、こういうイベントにも行けることになったのだ。いや、今の時代は男の子だの女の子だのの違いはないようで、女の子もいっぱい来ていた。みんな鉄道ファンになってね(笑)。

 

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わくわく

 

2023年6月13日 (火)

カスタマーレビュー

 机の上を片付けていたら、以前さる物をアマゾンで購入したときに添付されていたメッセージカードが出てきた。そのうちネタにしようと思って忘れていたものだ。ネット通販でいろいろと買い物をする機会は多いが、こういう露骨なものをもらったのは初めてだ。あちこちのカスタマーレビューについてはいろいろ言われているから今さら驚かないが、なるほどねという感じ。たしかこのときの商品は4000円くらいの物だったから、ほぼ半額がキックバックされることになる。そういやレビューに動画がついているものがたまにあり、ずいぶん手間ひまかける人がいるものだと思っていたが、こういうウラがあったのか(全部とはいわないが)。ぼくは疑り深い性格なのであまり他人の評価を信用しないのだけど、大手の通販ばかりじゃなく個人のブログなんかでもステマまがいのがあるからな、油断ならない。

 

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名刺大のカード(表・裏) 

2023年5月11日 (木)

除雪ドーザーのペーパークラフト

 今日は除雪ドーザーのペーパークラフト作り。知人からもらったもので、北海道開発局留萌開発建設部羽幌道路事務所のロゴがはいっている。そこで配布しているものらしい。つくって学ぼう!はたらく車シリーズ①除雪ドーザーと②除雪トラックの2種類で、はたらく車が大好きな孫が喜ぶに違いない。本来は自分で作れるように説明が付されているが、どうみても幼稚園児には無理なので爺が代わりに作ることにした。

 厚手の紙にパーツが印刷されていて、手で切り離せるようになっており、指示通りに折ってのりしろに糊をつけて組み立てれば完成だ。子どもの頃に雑誌の付録でよくこういうのを作ったなと懐かしい。ちゃっちゃっとやってしまおうと始めたものの、これがなかなか手ごわい。台紙2枚に印刷された35のパーツを糊付けして組むのだが、結構細かい部分が多く、かすむ目と無器用な指先では難儀だ。紙質が若干薄く腰がないので、箱型を組む最後のフタ部分や、箱の外への細かいパーツの貼りつけなど裏から押さえられない部分は、ゆがまないように力加減が必要だし、細かいパーツは貼付順序をじっくり考えてかからねばならない。頭も使うのだ。なんとか出来上がったものの糊の乾燥待ちもあって2時間以上もかかった。

 もうひとつ、除雪トラックがあって、こちらはパーツ台紙が4枚にもおよんでいて一段と複雑そうなので、また日を改めることに。苦心の作だけど作りが華奢なので、たぶん孫の手にかかったらあっという間に紙ゴミになってしまいそうだ(笑)。

 

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2種類のキット

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完成品の勇姿 

2023年5月 4日 (木)

キッズカメラ

 4歳半の上の孫のこどもの日のプレゼントに買ったキッズデジカメ。Moosonkyという中華?メーカーのトイカメラ。Amazonで5380円の1000円引きで4380円だった。幼稚園児向けの初めてカメラという位置づけのものは、プラスチック製のおもちゃっぽいものばかりで、安いもので4000円前後から1万円くらいまでいろいろある。機能や価格はともかくデザインがあまりにファンシーぽくなくて普通のものというと意外と限られて、その中で低価格帯というと3,4種から選ぶことになり、そのなかで選んだのがこれ。他にSJCAMのやつもよさげだったけど、そちらは下の孫が親からもらってもっていたので、かぶらないように違うのにしてみた。

 静止画のほかに動画やスローモーションが撮れたり、自撮りができたり、プリクラばりのさまざまなピクチャーフレームがあったり、はてはゲームができたりするところは子ども向けを意識しているのだろうが、肝心のカメラ性能はまあ値段あたいで、解像度や画質などはお世辞にもよいとはいえない。PC転送もできるけど、そんなことより自分で撮ったものをカメラのモニタですぐ見られるというのが利点と思えば、このクラスのカメラでは大きいサイズの2.4インチモニタはポイント高く、メモリカード同梱ですぐに使えるのもありがたい。

 電源を入れるとメニュー画面が出てカメラアイコンで決定ボタンを押さないと撮影モードにはいれなかったり、撮った写真を見返すのに、メニュー画面を呼び出して、画像確認モードにカーソルで移動して決定ボタンを押さないとならなかったりと、なかなか操作は繁雑で、4歳児に使いこなせるかなと案じたが、それは自分で何回かあれこれやっているうちにすぐにできるようになった。それに対して、意外と難しいのが指がレンズにかぶらないように保持してきちんとモニタでフレーミングしてシャッターを押す、というおとなならなんでもない基本操作だ。フレームアウトしたら引く、小さかったら寄る、といった自然なことがこどもには自然ではないのだ。なるほどな。まあ経験を積んで体で覚えるものだろう。安物だし壊れるくらいどんどん使って練習すればいいよ。

 

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同梱品(マーカーはサイズ比較用) 

2023年2月26日 (日)

体組成計

 体組成計を買った。いまのヘルスメーターは体重と体脂肪率だけしか計れないシンプルなやつで、別に機能的にはそれで不足はないのだが、家人が最近値がおかしいのではと言い出した。別にそんな感じもしなかったけど、もう20年以上前の機種だし今は測定メカやアルゴリズムが改良されているらしいので、この際新調することにしたのだ。

 高齢化と健康志向の時代のせいか、この種の製品の充実度はすごく、各社各様の製品がたくさんありすぎて、何がどう違ってどう選べばいいのか皆目わからない。ので、どうせ大した違いはなかろうとヨドバシの売れ筋で手ごろにみえたBC-332Lを選ぶ。税込み8370円(+837ポイント)。ヘルスメーターがいつから体組成計という名前に変わったのか知らないが、確かに機能が充実している。この機種で測定できるとうたっているのは、体重、体脂肪率、BMI、推定骨量。筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢となっている。

 う~ん、基本メカニズムは昔と変わっているわけではなく、要は電極に足をのせて微弱高周波電流を流して電気抵抗を測っているだけだ。デュアルモードで複数周波数による違いを見ているとか、データベース参照による独自のアルゴリズムとか、進歩している部分もあるけれど、所詮は電気抵抗値だけなので、体脂肪率はともかく筋肉量や骨量、内臓脂肪レベルなんてどうやって個体差を算出しているのだろう。各社のwebページをざっと見てみたけれど、抽象的な美辞麗句ばかりでどこも詳細な計算法は載っていないし、きちんとした計測値との誤差とか信頼性を担保する具体的データは一切ない。医療用機器ではないからそれでいいのだろう。体重と体脂肪率については今まで使っていた機種と比較することはできるので、少し併用して比べてみるとしよう。

 まあそんなで各種測定機能については期待していないが、ありがたいのはBluetooth接続でスマホアプリと連携できることだ。乗るだけで自動的にデータを同期してくれるので、記録する手間がかからない。これは便利。ただしデータの転送機能がないので、これまでのデータを蓄積しているエクセルファイルにインポートできない。いまどきのアプリでDropboxやLineなどと連携できないのはどうかと思うがな。せめてcsv書き出し機能くらいはつけてほしいものだ。

 

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TANITA BC-332L

2022年9月18日 (日)

Kitacaエリア拡大

 すでにニュースでも流れているが、JR北海道のニュースリリース(2022.9.14)によると、ICカードKitacaのエリアが2024年春から拡大され、函館エリアの6駅(函館、五稜郭、桔梗、大中山、七飯、新函館北斗)と旭川エリアの14駅(峰延、光珠内、美唄、茶志内、奈井江、豊沼、砂川、滝川、江部乙、妹背牛、深川、納内、近文、旭川)で利用できるようになる。

 このうち函館エリアについては、これまでも新幹線で着いた乗客がSuicaが使えなくて不便だという声がずいぶんあったので、遅きに失した感が大きい。函館市内の市電やバスは一足早くICAS nimocaが導入されて共通ICカードが利用できるようになっているのだからなおさらだ。それに対して、旭川エリアと称する岩見沢以遠旭川までの全駅まで拡大というのはちょっとびっくりだ。これを旭川エリアとよぶのは誤解を招きそうで、旭川近郊でも宗谷本線・石北本線・富良野線各駅では使えないので、旭川市内で使えるようになるのは旭川駅と近文駅しかない。どうせなら旭川への通勤通学圏の各駅に拡大すればいいのにと思うが、そうはならなかった。旭川エリアというよりは、旭川を含め、深川、滝川、砂川、美唄各市の函館本線内完結の通勤通学客向けと札幌往復時の利便性確保ということなのだろう。特急料金を別途払えばそのまま特急に飛び乗れるというのは確かに便利だ。まあ用務客は割安のSきっぷを使うだろうけど、あれ、Sきっぷをそのうち廃止する布石というんじゃないだろうな。

 すでに自動改札機が導入されている特急停車駅以外の駅には簡易型読み取り機が設置されることになるのだろう。この区間にはさすがに存廃が問題になっている1日の乗降客数が10人以下の駅はないが、それでも2014年時点で光珠内駅21人、茶志内駅16人などと利用者の少ない駅もある。やる以上はもれなく全部しないと意味ないのだろうがお金のかかることでJRも思い切ったものだ。というわけで、あの峰延駅でもめでたくICカードが使えるようになる。これまではうっかりSuicaで入場すると岩見沢より先には行きにくかったので、ぼくとしてはうれしい。まだ先の話だけど。

 

2022年8月23日 (火)

プリンタ更新

 しばらく使っていたプリンタ(キヤノンMG6530)の調子が悪くなった。電源を入れるとメーカーに連絡せよというエラー表示が出て動かなくなる。起動を繰り返すと何かの拍子に動き出すが、ときに印刷の途中で同じエラーで止まる。その繰り返し。これもいいかげん古いからなと調べてみたら、買ったのが2014年11月だからもう8年前だ。型落ち品で11800円という安さだった。これはもう寿命だなと買い替えることにした。

 調べてみると同じメーカーの同等品はTS7530という機種でヨドバシで2万円以上する。前回が安すぎたのでまあしょうがないかと発注した。在庫がなくお取り寄せとなっていたのでちょっと時間がかかるかなと思ってたら、1週間ほどして「メーカー在庫がなく遅れます、次のご連絡は2週間後です」とメールがきた。そんなにかかるのかとメーカーの直販サイトをのぞいてみたら、なんと納期は4ヶ月となっていて口をあんぐり。む~、これも例の半導体不足の影響なのだろうか。

 実をいうと最近はプリンタの使用頻度が低く、詰パラの郵送解答分を印刷したり、ニコリのパズルザスーパージャイアントをコピーしたり、孫のトイレトレーニング用のごほうびシール台紙を印刷したりくらいしか使っていない。だけどかといっていちいちコンビニに行くのも面倒だし、4ヶ月も待たされるのはやはり困る。しょうがないので、在庫のある一段グレードの低い機種(TS5430)に変更して発注し直して、それが昨日届いた。この機種、インクが各色独立タンクでないのが不満だがいたしかたない。考えてみると独立タンクでもだいたい減る周期はそんなに変わらないからな。ぼくみたいに使用頻度が低いと、印刷で消費するインクよりもたまに起動するごとのクリーニングで自動的に消費する方が多いのではという気がする。それならカラー共通タンクでもいいか。

 それはもそうだが、驚いたのはインクカートリッジだけではなくインクタンクにプリンタヘッドがついていてそれごと交換するのだという。プリンタヘッドがそのつど更新されるからメンテにはいいのかもしれないけれど、使い捨てプリンタヘッドなんてリソースとしてはどうなんだろう。インクカートリッジが本体に比して高価で、プリンタはインクビジネスだと以前から問題化されているのは今さらのことだが、こうなると写ルンですみたいなものでプリンタつきインクと言った方がいいんじゃないか。

 

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本体はだいぶ小さい(左:TS5430、右:MG6530

2021年12月10日 (金)

ヘッドマーク売ります

 JR北海道がネットショップJREモールで北斗星ヘッドマーク実物など鉄道部品のオークション販売をしている。受付期間は12月9日12:00から12日18:00まで。
 ちょっとのぞいてみたらいろいろ面白かった。なんといっても目玉は寝台特急「北斗星」ヘッドマークで、すでに3件の入札があって最高額は1,002,000円となっていた。参考価格として以前同じ寝台特急「エルム」ヘッドマークが売られたときは約100万円だったと書かれているので、それを意識した値付けだろう。格としては「北斗星」の方がずっと上だから終了時までにここからどれだけ上がるか見ものだ。ついでながら北斗星ヘッドマークは実際の製造工場で同素材・同加工法・同サイズで完全再現されたレプリカも販売されていて、こちらはJRキヨスクで275,000円。実物の希少価値を考慮すると100万円では安いような。

 あとはDD511102の番号板なんてのもあって、これも実物機関車のものだからほしい人はいるだろう。現在516,000円(入札24件)。キハ183系の指定席/自由席表示板、これは車内ドア上掲示のやつかな、35,500円(35件)。同じくJR北海道の銘板というのもあって35,500円(20件)。まあここまではいいとして、車内の号車札さし(四角い外枠のみ)が4,500円(5件)、愛称札さしが23,500円(8件)となると、こんなものまで売れるのかという感じ。中にさす札ならともかく外枠をほしい人なんているもんだ。これならもっとなんでも売って経営の足しにすればいいのに。

 

 

2021年11月23日 (火)

帯と襷

 時間に縛られない生活になって久しい。腕時計をする習慣がなくなって、ちょっと出かけるときなどにそのまま出てしまう。時間が知りたいときにはスマホがあるので用は足りるが、いちいち取り出して見るのも面倒だ。また腕時計をすればいいのだが、これまでのG-SHOCKのような重くて大仰なものは必要ない。時間だけわかればいいのでシンプルな軽いやつを買おうと調べてみた。アナログ、秒針つき、日付はいらない、アラビア数字の文字盤、という条件でまず出てきたのがチプカシ。なんのこっちゃと思ったらチープカシオの略だそうだ。なんでも略すんだな。

 なかなかよさげなので現品を見たいところだが、手近なところには展示品がない。1500円くらいなので買ってしまおうと、ネットで入手したのが写真の右のやつ。カシオMQ-24-7BLLJH。意外と文字盤が小さかった。それに何より薄い。おもちゃみたいだ。しかしクォーツだし日常防水だし、最低の機能は保持している。軽いので着けていても気にならない。1500円でこんなのが買えるのなら高いお金出す必要ないな。しかもなんとローマ法王モデルだという。法王も目が高い。

 さてこれはこれとして、欲を言えばもう少し文字盤が大きいといいのにな。そう思ってもう少しさがしてみると、シチズンにも同じような廉価版のシリーズがあるのを見つけた。寸法表示をみるとチプカシより一回り大きそうだ。それになんと1000円ちょっととさらに安い。これも展示品がないので買ってみたのが写真左のシチズンQ&Q VS40-001。こっちは思ったより大きかった。厚みも違う。はめてみるとかなり装着感も違うし見た目もずいぶん大きい。

 大きさの違いのほかは、シチズンが防水性能10気圧と少しアップしているほかは機能的にはほとんど変わらない。精度もいまのところどちらも週に1秒進むくらいでほぼ同じ。月差5秒以内なら日常的には問題ない。どちらも十分使えるけれど、この中間くらいの大きさだったらいいのにな。もっと探してみるか、いやいくら安いとはいえ3つも時計を買うかね。気分によって2つを使い分けることにしよう。帯に短し襷に長しという言葉があるが、帯に短く襷に長いものを探して、結局入手したのは帯と襷だったというおそまつ。

 

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チプカシ(右)とチプシチ(左)

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