日本農芸化学会創立100周年
明けましておめでとうございます
たまには真面目な話題でもということで日本農芸化学会創立100周年のお話。
年末に、農芸化学会から3月に行われる創立100周年記念式典・祝賀会の招待状が届いた。学会に籍を置いてはいるものの現役を離れて久しいこんな退職暇爺なんぞに、なんで招待状が来るのだろうと首をひねって、ああもしかしてと思い当たった。ぼくは在職中に農芸化学会フェローなるものに任命されているのでそのせいだろうと。フェローというのは農芸化学会の一般認知度を高めるための啓発活動の一環として、学会の広告塔としての役割が期待されているものだ。といいながらぼくは毎年会費を払う以外に何の具体的な貢献もしていなかったので、これはひとつご奉公をせねばということで、この記事を立てることにした。まあ微力といえばあまりに微力ではあるが何もしないよりはましだろう。
いつもながら長い前置きはさておき。日本農芸化学会は1924(大正13)年7月1日に設立されたので、今年でちょうど創立100周年となる。それを記念していろいろなイベントが企画されているが、その柱となるのが3月23日に東大駒場キャンパスで行われる記念式典であり、翌24日から27日まで東京農大世田谷キャンパスで行われる100周年記念大会だ。その他にもすでに「Visionary 100シンポジウム」とか、「FUTURE農芸化学100」などの記念事業がスタートしている。それぞれの詳細はリンクしているwebページを参照してください。
有機化学とか物理化学とか○○化学という学問領域はたくさんあり、よく知っているものも多いけれど、はて農芸化学って...。農業化学じゃなくてなんで「芸」なの?と思っている方は、この機会にぜひ学会webページをご覧になって、認識を深めていただきたいと思う。そして興味がわいたら、記念大会をのぞいてみてください。と、一会員からのお願いでした。