著者検印
今月も終わりに近づいて、また読んだ本のレビューのブクログ投稿がたまってきた。本を読んだらすぐに感想を書いてそのつどアップすればいいのだが、うーんこれはどう書こうかなと考えているうちに、次の本を読み始めてしまい、ずるずるとたまってしまうことになる。ただ、読んですぐの感慨が新たなうちに書けばいいかというとそういうものでもないのは、ラブレターと一緒で、どんな文章でも一晩寝かせて見直せというのは一理も二理もあるのは確かだ。時間がたつと、いやそれほどでもないか、とか思い直すことも多々あるし。
ただしとまたひっくり返すと、文句なしの★5個とかめったにないが★1個とかの場合に、矢も楯もたまらずペンをとって、ではなくキーボードを叩いて、一気呵成に感想を書き上げることもまれにある。さすがにそのままアップはしないでちゃんと寝かせて読みなおすのだが、そういうのはたいていこれだこれしかないとそのまま公開してしまうことになる。落ち着いて考えても評価がぶれないというのは、自信をもって推せる(推せない)本だということだろう。そういう作品に出会えるというのは幸せなことだ。
ところで、最近図書館で借りた古い本で、奥付に著者検印を捺したシールが貼られているのをみつけた。いや懐かしいな。昔はずいぶんこういうのがあった。刷られた分に一冊一冊著者が検印を捺していた時代があったのだ。印影が移らないように丁寧にパラフィン紙をはさんでいるものもあった。そのうち検印省略と書かれるようになり、その表記すら今ではなくなってしまった。というか、最近の本は奥付そのものすらどこにあるのかわかりにくいものもある。手間やコストを考えたら今の本にそんなことできないだろうけど、なんとなく著者(訳者)とつながっているようで、こういうのもいいものだな。
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