二等三角点「樽川2」
昨年に続いてお盆休みの閑散期に学校めぐり。といっても今年は一ヶ所だけ。石狩市花川にある「樽川2」へ。探訪日は2024年8月15日。
石狩市は軌道系交通機関のないところなので、バスに乗らざるを得ない。JR学園都市線を新琴似で下車し、すぐ近くの新琴似駅通バス停で地下鉄麻生駅発花畔・石狩庁舎方面行きのバスをつかまえる。バスは西5丁目・樽川通を北西へずっと進み、石狩市にはいってすぐがもよりの花川南9条4丁目バス停だ。ところがぼくの乗ったバスは手前の交差点(A地点)を右折して石狩南高校前に停車した。あわてて下車して元の通りのA地点へもどる。行先は同じだが高校を経由する路線としない路線がわかれているのに気づかず乗り間違えたのだった。もどったA地点のすぐ先に花川南9条4丁目のバス停があり、そこのスーパーの角を左折する(B地点)。その先の左手が花川南中学校で、正門の奥の通用口をはいったすぐ右のフェンス際の木の横に三角点がある。草が茂っているが、注意してさがすと奥に二等三角点の標柱が見え、その手前の草の中に標石がある。バス停から歩いて5分と近い。
点の記によれば、ここは1977(昭和52)年の設置で、1983(昭和58)年移転となっている。しかし二等三角点なので最初の設置は明治時代であることは間違いない。実際、古い地図を見ると1916(大正5)年には現在地の200 mほど北の砂丘上に三角点記号があり、ここが最初の位置だと思われる(新旧地図比較・上のマーカー)。それが1977年の地図では中学校の正門寄りの位置に移動して(同・赤矢印)、さらに現在地(同・下のマーカー)へと変遷している。つまり、明治時代からの三角点は一旦廃止の上、1977年に赤矢印位置に新設され、それが6年後に少し動いて現在地になったという経緯だろう。点名「樽川(たるかわ)2」の樽川はこのあたりの古くからの地名で、他にも「樽川」という三等三角点が2か所この近くに存在する。同名の三角点は珍しくはないが、10キロ圏内くらいに3つもあるのは珍しいのではないか。しかも二等が1点、三等が2点といずれも由緒は古い。そのうちここだけに正式名称に「2」が付されているのも謎だが、改廃を経ているせいだろうか。ちなみに、旧樽川村と旧花畔村が合併して花川村となり、さらに石狩町に併合された後、石狩市となって現在に至っている。
〇二等三角点「樽川2」
北緯 43°08′12″.6680
東経 141°17′03″.3566
標高 (m) 4.48
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