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2025年5月

2025年5月27日 (火)

四等三角点「大成」

 「十八号」の次は、西に1キロちょっとのところにある「大成」へ。探訪日は同じく2025年5月12日。

 「十八号」のT字路から千歳川沿いの道を北東方向に進み、道なりにクランク状に屈曲した先の分岐点を右にとる(H地点)。畑の間の南十一線まで南下すると、交差点の手前右側の小高いところに三角点の黄三角ポールが立っているのが見える。根元は蕗が茂っているが、ポールの裏側へまわってみると、根元に上面舗装された三角点標石が露出していた。

 点の記によれば、ここは「夕張太」と同じ2007(平成19)年の設置で、様式も同じだ。点名の「大成(たいせい)」の由来は不明だが、南幌町都市計画図によればこのあたりは晩翠大成という地名なので、それをとったものだろう。

〇四等三角点「大成」
 北緯 43°03′10″.2018
 東経 141°35′43″.2816
 標高 (m) 7.89

 

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「十八号」の角から北東方向

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道なりにたどった「大成」への分岐点(H地点)

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作業道を南下する(H地点)

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南十一線との交点右に黄三角ポール(矢印)

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裏側へまわると根元に標石

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2025年5月25日 (日)

四等三角点「十八号」

 「協伸」の次は、少し北上して千歳川近くの「十八号」へ。探訪日は同じく2025年5月12日。

 「協伸」の前の西十九号を北西に進み、右折する道道を過ぎてさらに1ブロック先の南十一線との交差点へ出る(F地点)。そこを右折してダートの道を1ブロック進むと左手に分岐がある(G地点)。ここが西十八号に相当する。左折して千歳川沿いの道路に突当たった左手が三角点位置で、角の排水桝の手前に標石が立っているのが道路からよく見える。ここは四等三角点ではあるが昭和20年代の設置と古いので、標石も摩耗して風格を感じさせる。

 点の記によれば、ここは1951(昭和26)年の設置で、その後1969(昭和44)年に現在地に移転されている。「十八号(じゅうはちごう)」は町道名に由来する。

〇四等三角点「十八号」
 北緯 43°03′02″.1130
 東経 141°34′59″.4477
 標高 (m) 6.10

 

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「協伸」から西十九号を北上した南十一線との交差点(F地点)

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右折した北東方向(F地点)

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西十八号への曲がり角(G地点)

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左折した北西方向(G地点)

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突当りの左、排水桝の横に標石(矢印)

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排水桝を渡って近づく

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標石

250525z
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

 

2025年5月23日 (金)

四等三角点「協伸」

 「夕張太」の次は、ほぼ2ブロック東に位置する「協伸」へ。探訪日は同じく2025年5月12日。

 「夕張太」から作業道を交差点まで戻る(D地点)。そこから南十三線を北東へ2ブロック行くと西十九号に相当する道道1056号との交差点に出る(E地点)。左折して半ブロック先のちょうど林帯を横切るところ、林の中に三角点がある。下草が茂っていそうな場所だが、この時期は保護石4個に囲まれた標石が立っているのが道路からよく見える。

 点の記によれば、ここは1984(昭和59)年の設置。「協伸(きょうしん)」といういわくありげな点名の由来はよくわからないが、南幌町都市計画図に夕張太協伸という記載があるので、いずれこのあたりの地名だとは思う。

〇四等三角点「協伸」
 北緯 43°02′18″.0746
 東経 141°35′10″.6013
 標高 (m) 5.97

 

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南十三線と西二十一号との交差点(D地点、北東方向)

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道道(西十九号)との交差点(E地点)

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左折した北西方向(E地点)

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左手林帯の真ん中へんに標石(矢印)

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近寄ってみる

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反対側から道路方向

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標石

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2025年5月22日 (木)

四等三角点「夕張太」

四等三角点「夕張太」

 5月にはいって今年の本格的な探索行は、まず昨年歩き残した南幌町西部から。南幌へのアクセスがいいのは江別経由の夕鉄バスだが、千歳川寄りの西部はそちらからは遠く、北広島からのJRバスを利用することになる。ただし本数が少ないのが難点で、あれこれ考えたものの今回は利用できなかった。というわけで北広島からほぼ歩くことになった。まずは西の端の「夕張太」へ。探訪日は2025年5月12日。

 北広島はJR北海道の路線で最も乗客の多い千歳線にあり、さらに一昨年のボールパーク開業ともあいまって大賑わいで、行く列車には事欠かない。駅の東口のバス乗り場からJRバスが長沼、南幌、江別、新札幌方面へと出ているが、前述のように都合よく南幌へというわけにはいかない。さすがに駅から歩くには距離があるので、まず北広島営業所行きのバスに乗って北の里牧場前まで行く。北の里牧場前は北広島駅から江別方面へ通じる道道46号線を3.5キロほど北上した地点で、南幌へ向かう道道1080号の分岐点にある(A地点)。バスを降りて交差点を東方向へと歩き始める。車のやや多い道道沿いを20分ほど歩いて千歳川を渡ると南幌町の農地区画にはいる。あとは碁盤の目の区画路なのでどう歩いても距離に差はない。ぼくは橋の先の交差点(B地点)をすぐに左折して、西二十二号を北西に2ブロック進み(C地点)、そこから南十三線へ右折して1ブロック先の交差点まで行った(D地点)。この南十三線と西二十一号の交差点から西二十一号を半ブロック北へ行ったところが三角点位置だが、道路との間に水路があるので、D地点から水路の農地側を並行する作業路を歩いて行くことにする。広やかな畑の横を歩いて行くと、水路横に半分欠けた黄色三角の標識ポールが立っていて、その根元に上面舗装に囲まれた標石が露出していた。ここまで北の里交差点から徒歩50分ほど。

 点の記によれば、ここは2007(平成19)年の設置。点名の「夕張太(ゆうばりぶと)」はこのあたりの昔からの地名だ。夕張とはちょっと離れているように思えるが、もともと夕張川は大きく南流して北の里あたりで千歳川と合流していた。現在でもその流路は旧夕張川として残っていて、南幌町と長沼町の境界になっている。「太」のつく地名はあちこちにあるが、アイヌ語の河口の意味なので、ここは夕張川が千歳川にそそぐ口の意味だろう。

〇四等三角点「夕張太」
 北緯 43°01′55″.6223
 東経 141°34′30″.7113
 標高 (m) 6.25

 

250522a
「北の里牧場前」バス停(北方向をみる)

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北の里交差点から東方向(A地点)

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広幌橋を渡った交差点(B地点)

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左折した北西方向(B地点)

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南十三線への曲がり角(C地点)

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右折した北東方向(C地点)

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西二十一号との交差点(D地点)

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左折して排水路左の作業道にはいる(D地点)

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排水路横に三角点

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反対側から南方向を見る

250522k
標石

250522z
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2025年5月14日 (水)

四等三角点「太美」再踏査

 春先の草の茂っていない時期にいくと、夏場は藪の中で見つからなかった三角点も見つけられることがある。ということを昨年春の「八幡」で学習した。それで、今年も「生振」へ行った帰りに前回未発見だった「太美」を再訪した。探訪日は2025年4月23日。

 太美市街地からほど近い基線と十六線の交点近くにある「太美」。目印は道路横の排水桝でそのすぐ横が三角点位置だ。夏場は草が茂ってまったく見つからなかったが、この時期は草が枯れていて地面にアクセスすることができるので、なんとか標石表面を見つけることができた。

〇四等三角点「太美」
 北緯 43°11′54″.1162
 東経 141°26′22″.1941
 標高 (m) 5.23

 

 250514a
目印の排水桝(夏とは大違い)

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横の枯草をかき分けた地面に発見

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標石

2025年5月 8日 (木)

三等三角点「生振」

 「十三線」に続いては、市町界を越えて北西に1.7キロの位置にある石狩市の「生振」へ。探訪日は同じく2025年4月23日。

 「生振」は「十三線」から碁盤目の農地区画路をほぼ北へ2ブロック、西へ2ブロックの位置にあるのでどうたどっても行けるが、今回は十三線を2ブロック北上して北三号との交差点まで行き(A地点)、そこを左折して西に進んで十一線との交差点に出た。交差点を渡ったすぐ左の電柱の根元が三角点位置だ。このあたりの区画路はほとんど舗装されて車もまず通らないので自転車では走りやすい。ぼくは、石狩から太美へのメインルートで大型車が通る十一線を敬遠して北三号まわりで行ったが、北三号に左折して少しの区間がダートだったのが誤算だった。
 点の記の地図によれば、三角点は道路から見て電柱の手前右あたりだが、ポイ捨てゴミばかりでいくらさがしても見つからなかった。夏に下見したときは草がかぶっていっそうわからなかったので、草のないこの時期にきてみたのだが結果はおなじことだった。残念ながら未発見ということにする。

 点の記によれば、ここは1913(大正2)年の設置で、1987(昭和62)年に移転されている。「生振(おやふる)」という地名は、現在は石狩川の対岸の旧茨戸川に囲まれた地域だが、昔はこのあたり一帯が生振原野だったので、そこから採られたのだろう。紛らわしいことに、同名の一等三角点が対岸の石狩市生振地区にある。一等三角点なので当然そちらの方が古いが、なぜか点名は先にできた方が「生振2」で、こちらが「生振1」なのが謎だ。

〇三等三角点「生振」
 成果なし

 

250508a
十三線と北三号の交差点(A地点、西方向)

250508b
電柱の根元あたりが三角点位置(矢印)

250508c
ゴミが散乱しているばかり

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位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2025年5月 6日 (火)

四等三角点「十三線」

 路傍の三角点探訪もなんと6年目にはいった。いつまで続くのだろうという話は前のエントリに書いた。というわけで今年の第一弾は近場の当別町太美へ。わが家からは石狩川に架かる国道337号札幌大橋を渡るとすぐだ。まずは「十三線」から。探訪日は2025年4月23日。

 場所は当別町太美地区の石狩川近くの農地なので、公共交通機関利用ならJR学園都市線ロイズタウン駅あるいは太美駅からというところだが、ぼくは家から自転車だったので、国道337号札幌大橋を渡って行った。橋を当別側へ渡るとすぐに信号のある交差点がある(A地点)。そこを左折してすぐに左にはいる斜め道があり、碁盤目の農地区画を短絡して堤防下の交差点に出られる(B地点)。あとは3ブロック半ほど北へ直進するだけだ。次の交差点にさしかかる手前、右側の電柱が目印で、その少し手前の左側の道路下の側溝脇が三角点位置だ。枯草がかぶっているが、ちょうど道路脇の斜面を下ったところに丸い保護石が2個顔を出しているのがわかり、その横を少しかきわけると標石が出てきた。ここまで国道交差点(A地点)から約3 km。JR利用の場合はロイズタウン駅からも太美駅からも約3.5 km。農道が碁盤目状に走っていてどう行っても距離に差はない。

 点の記によれば、ここは1984(昭和59)年の設置。点名の「十三線(じゅうさんせん)」はいうまでもなく面している区画路の名前だ。

〇四等三角点「十三線」
 北緯 43°11′59″.7659
 東経 141°25′06″.0461
 標高 (m) 4.69

 

250506a
国道337号の札幌大橋を渡ってすぐの信号交差点(A地点、東方向)

250506b
斜め道路の先の角(B地点、北方向)

250506c
道路際の溝横に三角点(矢印)

250506d
向かいの電柱との位置関係(矢印)

250506e
全景

250506f
標石

250506z
位置図(国土地理院地図(電子国土web)に一部記入)

2025年5月 5日 (月)

6年目の三角点探訪の前に

 新型コロナ禍で遠出を封じられたことから始めた近場の三角点探訪も、いつのまにか6年目にはいった。やってみると思いのほかおもしろく、これまでに踏査した三角点は200点近くになった。さすがに近場の歩きやすいところはほぼまわり終えてしまったので、これからどうするかというところだ。それぞれ個性があるとはいっても所詮は十字を刻んだ石柱でしかないので、似たようなことを繰り返しているに過ぎないし、飽きたというわけではないがいつまでやってるのか、という気がしないでもない。三角点は全国に十万点以上もあり、まだまだ探訪先には事欠かないが、一方で実はそうもいってられない事情もある。

 国土地理院は2014年の基準点分科会(V)報告で、今後10年を目途に測量基準を電子基準点へと移行し、標石三角点は離島などごく一部の必要なものについてのみ維持管理する、という方針を明らかにしている。それ以外は山頂の三角点などランドマークとなっているものを除き、用途を廃止するとのことだ。費用がかかることから標識の撤去は今後の課題ということだから、すぐに全部がなくなってしまうことはないにせよ、民有地などで邪魔になるものはどんどん撤去されてしまうことになりかねない。

 その10年後のリミットがもう過ぎている。2023年夏の業界紙の記事によれば、「24年度には、外部への周知として再整理した三角点の役割への理解を促進するとともに、電子基準点を用いた測量のさらなる促進を図る。同年度以降に電子基準点を用いた測量を原則とする準則の改正等を予定している」とのことで、今のところ国土地理院からは正式な発表はきこえてこないが、そういう流れであることはまちがいない。ついでにいえば、この4月から国土地理院webページ上の基準点成果等閲覧サービスのリニューアルが行われた。これまで見られなかった成果不良点の写真が見られるようになるなど、廃止前提とは思えないようなサービス改善もあるのが不思議ではあるが、今後の動向は要注目ではある。

 こんなほとんど顧みられることのないニッチな趣味を細々と続けても意味があるのかという話は、まあそもそも趣味というのはそういうものだし、人と同じことをやるのが嫌いな性分のぼくには合っているからいいのだが、こういう状況になると話が変わってくる。平地にある何の変哲もない路傍の三角点は、今記録しておかないと永久に失われてしまうかもしれない。すなわち、これは消えゆく文化遺産の貴重な記録ということになる。ということで、きわめて微力ながらもうちょっと続けてみるかなと思いだした。

 そんなこんなで今年初めて探訪した三角点が、当別町にある四等三角点「十三線」だ。と、ここまではその長い長い前振りで、さすがに長いので別エントリを立てたというわけ。

 

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