四等三角点「沼の里」
思わぬことから寄ることになった「北三号」の不首尾はそれとして、当初の目的地である「沼の里」へと向かう。探訪日は同じく2025年6月9日。
「北三号」から国道337号にもどり(G地点)、そこから国道を北上して堺橋を南幌町側へ渡る、ここにも昔渡し船があって、藤田渡船場跡というのが近くに残っている。目的地は旧夕張川の右岸を少し下ったところだが、河川堤防は工事中で立入禁止となっているので、少し先の南十九線まで出てそこを左折する(H地点)。あとは1キロ弱進んだ三角点近くの横道を左側河川敷方向に折れる(I地点)。堤防の手前は草原だが、右手のすぐ下流側では整地工事が行われている。旧夕張川の堤防は現在築堤盛土工事が順次進行中で、今はちょうどこのあたりが工事中になっている、というのは後で知った。あまり訪問によい時期ではなかったが仕方ない。
この日は作業が行われていなかったので、整地されたあたりに行ってみたものの、周囲の様子が変わっていて、三角点位置がわからない。これはまずいなあと一段高くなった堤防側の段丘上を見やると、何やら石柱のようなものがころがっているのがみえた。ん?と近寄ってみると、なんと三角点の柱石だった。整地工事にともなって掘り出されてとりあえず放り出したという感じだ。
当別の「二十線」で折損した柱石頭部がころがっているのを見つけたことがあったが、ふだんは地中深く埋設されている柱石全体がそのまま掘り出されているのは初めて見た。それはそれで貴重なものだが、しかしいくら必要な工事とはいえちょっとひどすぎないか。三角点愛好家としてはとても胸が痛む。前のエントリに書いたように、国土地理院ではもう柱石三角点の維持管理はせずに不要なものは撤去できるようにする方針ということなので、これがまさにそういうことなのだろう。おそらく工事が終わっても元通りの位置に再設置されることはないだろうな。
点の記によれば、ここは1979(昭和54)年の設置だから、46年の寿命だったわけだ。点名の「沼の里(ぬまのさと)」はこのあたりの地名らしく、少し下流側の木詰橋の先に沼の里揚水機場というのもある。昔、この一帯は沼地で、すぐ近くに鶴沼があったという話は「鶴沼」のエントリに書いたとおり。
〇四等三角点「沼の里」
北緯 43°01′37″.1403
東経 141°38′37″.6045
標高 (m) 8.36






































































































